デッドプールの親友を演じているT・J・ミラー
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 映画『デッドプール』のウィーゼル役やテレビドラマ「シリコンバレー」で知られるコメディアンのT・J・ミラーが、ニセの爆弾通報をして逮捕されたと The Wrap などが報じた。

 ミラーは先月、鉄道会社アムトラックの列車に同乗している女がカバンの中に爆弾を隠し持っていると通報。列車はコネチカット州の駅で停車し、乗客全員を降車させて爆弾処理班が調べたが、爆弾は見つからなかったという。話を再度聞こうと捜査員がミラーと話をしたところ、女の容貌やカバンの形について異なった証言をしたとのこと。ろれつも回らなかったため、酔っている様子を指摘されるとワインを一杯しか飲んでいないと答えたという。

 しかも、さらなる調査でミラーは別の列車に乗って通報をしていたことが判明。また車内では泥酔状態で、ある女性客に食って掛かっていたことも明らかになったという。ミラーはこの女性への嫌がらせで通報をしたとみられている。捜査員は女性の身元も突き止めたが、通報にあったようなカバンは所持していなかった。

 この件によってミラーは、現地時間9日にニューヨークのラガーディア空港で逮捕された。すでに10万ドル(1,100万円)の保釈金を支払って保釈されている。有罪となれば、最長で禁錮5年もあり得るという。この事件はFBIとニューヨーク市警の合同テロ対策チーム、コネチカット州警察、交通局警察、アムトラック警察、ウェストポート警察によって調査されており、笑いごとではすまなくなっている。(1ドル110円計算)(澤田理沙)