映画『ラスト・ホールド!』完成披露舞台挨拶が26日、都内・丸の内ピカデリーにて行われ、塚田僚一(A.B.C-Z)、岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、宮舘涼太、佐久間大介、阿部亮平、(Snow Man/ジャニーズJr.)、監督の真壁幸紀が登壇した。

本作は、2020年の東京オリンピックの正式競技種目となった「スポーツクライミング」から、その内の一種目“ボルダリング”を題材に描く青春群像劇。物語は、廃部寸前のボルダリング部の主将・岡島(塚田僚一)が、新入生を勧誘することから始まる。塚田僚一が映画初主演を務めるほか、ジャニーズJr.のSnow Man(岩本照、深澤辰哉、渡辺翔太、宮舘涼太、佐久間大介、阿部亮平)が出演する。

塚田が「主演でーす!岡島健太郎役を演じました、塚田僚一です。東京では桜が満開ですが、塚ちゃん桜は5分咲きです!これから満開なっていくように頑張ります。本日はよろしくお願いいたします。」と笑顔で挨拶。

MCより、映画初主演・オファーを受けた際の心境を聞かれると、塚田は「一生懸命頑張ろうと思いました。一緒に出るのがSnow Manと聞いて、心強いメンバーでよかったと思いましたし、撮影が進んでいくにつれて、このメンバーで一緒にできて本当によかったと思いました。不安はなく、やってやろう!と燃えていました」と熱くコメント。

また、今回は映画の主題歌も塚田が所属するA.B.C-Zが担当するということで、「メンバーもみんな喜んでいました。今回のテーマが<仲間>とか<絆>ということもあり、最後にA.B.C-Zの曲が流れてくるのが、メンバーたちも手を差し伸べてくれている感じで嬉しいです」と笑顔をのぞかせた。

新入部員の中で経験者の役を演じる岩本は「舞台中ということもあって、正直、結構大変でした。 他メンバーよりも登れる人にならなきゃいけないということもあり、プロの方が登っている映像を見て、目に焼き付けてイメージすることを頑張りました」と役づくりを振り返る。

唯一の経験者だった阿部は「趣味で以前からボルダリングをやっていたのでラッキーと思っていたのですが、競技の奥深さをより一層感じました。『身体を使ったチェス』と言われているくらい、身体だけでなく頭も使っていく競技なんだなと改めて思いました」とコメントした。

本作に登場する個性的なキャラクターについて聞かれると、塚田は「岡島は、熱血で人一倍アツくて、自分と共通しているところがあるなと思っていました。逆にクールな部分があったり、就活を控えていてナイーブになっていたりするので、いろいろな顔を楽しんでもらえたらいいなと思います」、岩本は「河口は、今話題の過去引きずってる系男子です(笑)。見ている方が、自分とリンクさせられるシーンが多いのではと思うので、自分と照らし合わせながら見てもらえればと思います。」、深澤は「新井は津軽弁を話す役で、最初はメガネかけているんですけど、メガネをかけると普段滅多にこない黄色い歓声がきて…今後もメガネかけていきたいと思います(笑)。撮影のときは、毎日津軽弁をスピードラーニングのように聞いていました」と笑いを交えながらコメント。

渡辺は「桃田は、彼女を取り戻すためにボルダリングを始めて、自分の意思でないし、少しナメているところがあるうえに、短気だし、ノリと勢いのキャラですね。共感するところは…、ほぼ桃田は僕なのではないかと(笑)。幼稚園の時に告白をして振られたことを思い出しました(笑)」と役に共感することが多かったことを語った。

また、宮舘は「僕はドラムを少しやっていたので、元ドラマーの役をもらいました。撮影に入るにあたって、お友達を見つけにいこうと思いまして、お友達1のドラムスティックを買いに行き、お友達2のドラムを手に入れました。あとは、岩本が2人きりでドラムをしっかり教えてくれましたね。かっこいいシーンになっていると思うので楽しみにしてください!」とコメントすると、塚田が「Snow Manが音だけで気持ちをつなぐシーンがあって、高井戸がそこは中心になっているので注目してください」と見どころのシーンを紹介。

続く佐久間は、「桑本は人と壁を作ることがなくて、自分と似ているので、すごくやりやすかったです。挫折からの立ち上がりみたいな、かっこいいキャラクターでもあると思います」、阿部は「潔癖なゲーマーで、感情をあまり出さない役なので、リアクションを抑えて淡々と話すようにと監督と話し合ってキャラクターを作りました。ボルダリングが、体力だけでなく頭で考える人も楽しめるということを知れる役回りだと思います」と話すと、塚田が「中道は、女性が一番共感しやすい役かもしれないですね。撮影でも、紅一点みたいでした」と冗談を交えコメントすると、会場に笑いが起こった。

監督は「佐久間くんがコミュニケーション力がすごいなと思いました。エキストラの方や敵チームともみんな仲良くなっていたんです。佐久間くんのキャラクターは少し盛ったけど、役はみんなにアテ書きしました。みんなとクランクインする前に、お芝居の練習をしたり、お寿司を食べに行ったり、そんな仲の良さも出ているかと思います」とキャラクターを作りあげていく過程を振り返った。

新生活を迎える方にアドバイスとして<壁の乗り越え方>を伺うと、岩本は「僕は他の人と比べると壁が多い気がします。壁と向き合っている時ってクリアした時に何が起こるか、こんなの将来役にたつかな、とか分からないと思うんですけど、将来、過去の自分が未来の自分にバトンを渡してくれたというようなことが絶対くると思います。壁はその人にあった壁しかこないと思っていて、乗り越えた分だけ、いい世界が待っていると思うので、頑張って乗り越えていってほしいです!」と熱くエールを送った。

最後に塚田から「初主演という経験は不安もあって、自分自身がまだまだだなと思いました。今回の話は、それぞれのキャラクターにもいろんな壁があって乗り越えていくというお話ですが、公開の5月は、新生活ということもあり、新しいことを始める人も多いと思います。本当にたくさんの方にも見てもらいたいです。どの年代の方にも届く作品だと思っています。一生懸命作りましたので、ぜひ、楽しんでいただけたらと思います。塚ちゃん桜も満開です!!」と笑顔でコメントし、舞台挨拶を締めくくった。

映画『ラスト・ホールド!』は5月12日(土)より公開

©松竹

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