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デニーズは3月13日(火)、グランドメニューの改訂を行い半数以上の商品をリニューアルする。新商品発売前に行われた試食会をもとに、注目メニューを紹介しよう。

今回のメニュー改訂では、肉料理、パスタ、サラダ、アルコール飲料など幅広いカテゴリで新商品が登場。メニュー開発からオペレーションの見直し、店舗での研修など、準備には約1年を掛けて取り組んできたという。


ファミリーレストランにとって “看板メニュー”となる肉料理には、アンガスビーフを使用した「All Beefハンバーグ〜たまねぎソース」1186円(税込)が登場。赤身肉と脂身をバランスよく合わせ、従来よりも更にジューシーなハンバーグに仕上がっており、つなぎを極力カットすることで肉の割合を高めたという。

ハンバーグといえばデミグラスソースが多いが、このメニューのソースには醤油ベースのたまねぎソースを使用しており、これが肉のジューシーさを際立たせることに一役買っているのがポイントだ。食べてみると、お肉の旨味や食べごたえをしっかりと味わえる一方、このたまねぎソースが後味のスッキリさを生み出しており、何度でも口に運びたくなる。メニュー選びで“ハンバーグはちょっと重いなぁ”と感じてしまう人でも楽しめるのでは?


また、パスタメニューでのトピックスは、使用するパスタそのものを見直したこと。従来のメニューでは生パスタのリングイネを使用していたが、今回のメニュー刷新で乾麺のスパゲッティに切り替えたという。試食では、「卵にこだわった濃厚カルボナーラ」916円(税込)を頂いた。

こだわりは、パルミジャーノ・レッジャーノと合わせる卵。洋菓子やフランス料理などにも使用されているというブランド卵「エグロワイヤル」を使用していて、黄身が持つ濃厚な風味を堪能することができる。このソースがスパゲッティとの相性抜群で、麺に絡みやすくなっているのもポイントだ。また、カルボナーラに不可欠な黒胡椒は別皿で提供されるのも興味深い。これは、食べる直前に好きな量をかけることで黒胡椒の風味を楽しんで欲しいという考えによるのだそうだ。

食べてみると、そのパンチの強さに驚かされる。レストランで出されるサラサラした白いソースのカルボナーラだと“ちょっと物足りないかな”と感じていたが、このカルボナーラは黄身の旨味がしっかり利いて“卵が主張する味”に。黒胡椒が好きなので食べる直前にたっぷりとかけると、濃厚な味わいの中に良いアクセントができる。カルボナーラが好きな人にとっては納得の仕上がりだと言えるだろう。


また、試食会の会場では、季節限定で登場する苺デザート「とちおとめのザ・サンデー 〜キャラメリゼ仕立て」862円(税込)と、全国51店舗限定で販売される「あまおうのプリンセスサンデー」1942円(税込)も登場。

「とちおとめのザ・サンデー」は、サンデーの上部が香ばしいキャラメリゼになっており、その上にとちおとめが盛られた可愛らしい一品に。また「あまおうのプリンセスサンデー」は、真っ赤な博多あまおうを贅沢にも10粒分使用したサンデーで、盛り付けも豪華。あまおうを存分に楽しめる一品に仕上がっている。いずれも見た目のインパクトがあり、見て楽しく食べて美味しいという2度の楽しみが味わえる。もちろん、“インスタ映え”すること間違いなしではないだろうか。

そのほか、希少部位「チャックテンダー」のローストビーフを使用しながらケールやもち麦、アーモンドなど24品目の素材を1皿でとることができる「ローストビーフとケールの24品目彩りサラダ」862円(税込)や、えごま・みょうが・しょうがをのせて黒酢醤油ソースで仕上げた和風ハンバーグ「えごまと茄子の香味野菜ハンバーグ」970円(税込)など、メニュー改訂は全方位的に展開。また、アルコールメニューでは季節の旬なフルーツを使用したサワーや人気日本酒「獺祭 純米大吟醸」を提供開始する。

準備に1年近くの時間を掛けたグランドメニューの大改訂。いずれのメニューも、本格的な味わいをさらに突き詰めた印象を受けた。チェーン展開するファミリーレストランとあって、専門店にも負けない高いクオリティの追求は、間違いなく食べた人の舌を満足させることだろう。生まれ変わったデニーズの新メニューを、ぜひ体験してみては?