立春寒波襲来。西日本はこの冬最強レベル、普段雪の降らない九州や四国でも断続的に雪で極寒。山陰から北陸では今季1番の大雪になる恐れ。北日本は猛吹雪に警戒。


西日本 今季最強レベルの寒気

4日(日)立春、日本列島は西回りで強い寒気が流れ込み、立春寒波襲来です。4日(日)は福岡や長崎、四国の高松や徳島でも雪となり、正午の気温は福岡でも0度6分とチルド室のような寒さに。6日(火)にかけて強い寒気が流れ込み、強さのレベルは西日本ではこの冬最強で、数年に1度レベルです。2月5日(月)から6日(火)は西日本上空1500メートル付近で-14度前後の予想。(福岡は-14.9度(5日)、松江では-14.5度(6日)の予想)。これは平年より10度前後も低い強烈な寒気です。この冬は、1月24日に松江では-14.7度、福岡では-13.6度を記録していますが、これと同じか強いレベルの寒気です。


今季一番の大雪の恐れ

5日(月)は日本海側は広く雪で、特に、山陰から北陸ではカミナリを伴い雪が強まる見込みです。あす5日(月)夕方までに予想される降雪量は多い所で、新潟県、富山県、石川県、福井県、島根県は60センチのドカ雪の恐れがあります。その後も8日(木)にかけて断続的に雪となりさらに積雪が増える見込みです。大雪による交通障害などに警戒が必要です。寒気が非常に強いため、普段雪の降らない南国鹿児島や高知など四国、名古屋など東海地方の平地でも6日(火)にかけて雪雲が流れ込み、積雪となる所があるでしょう。また、北日本は動きの遅い低気圧の影響で、5日(月)昼頃にかけて大雪や猛吹雪による交通障害などに警戒が必要です。


真冬でもめったにない寒さ

西日本中心に極寒が続きます。7日(水)にかけて朝は近畿から九州のアメダス9割くらいで氷点下。最高気温は9割くらいで5度以下の予想です。福岡は5日(月)は最高気温3度、6日(火)は2度の予想。福岡で最高気温が2度以下は、2000年以降で3回しか記録していません。めったにない寒さです。水道管の凍結や農作物の管理など、十分な注意が必要です。東京など関東もワンテンポ遅れて、あす5日(月)から立春寒波襲来です。東京の最低気温は8日(木)にかけて0度以下、凍える寒さが続きます。日中は晴れて日差したっぷりでも5度を少し超えるくらいです。防寒対策万全にしてお出かけ下さい。