“忍者タートルズ”が乱入、ブラジル代表DFがお茶目対応 英紙仰天「奇妙だが平和的」

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忍者タートルズの格好をしたファンが乱入、PSGのFWムバッペと抱擁

 フランス1部のリーグ・アンで首位を走るパリ・サンジェルマン(PSG)は、現地時間16日の第18節、敵地レンヌ戦で4-1と完勝した。

 ブラジル代表FWネイマールが2ゴール・2アシストと全得点に絡む出色のパフォーマンスを披露したが、後半途中に思わぬハプニングが発生し、大きな話題を呼んでいる。

 家庭の事情で一時ブラジルに帰国していたネイマールが3試合ぶりに復帰すると、圧倒的な存在感を示す。前半4分に先制弾を叩き込むと、同17分にはフランス代表の18歳FWキリアン・ムバッペの追加点をアシスト。1点を返されたものの、後半30分にはネイマールの絶妙なパスから、ウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニがゴールを決めた。

 PSGの選手たちが歓喜の輪を作るなか、ここで思わぬ侵入者が現れる。スタンドから乱入したPSGのファンと思しき二人が、試合中のピッチに入り込み、選手の元へ駆け寄った。ここまでは決して珍しくない光景だが、その二人は緑色のコスチュームに身を包んでいたのだ。それは人気アニメ「忍者タートルズ」の格好だった。

 PSGのFWムバッペが忍者タートルズのキャラクターに似ているとして、ブラジル代表DFチアゴ・シウバが忍者タートルズの仮面を冗談でプレゼントするなど、以前からチーム内でもいじられていた。どうやらファンもそれに乗っかった形で、乱入した二人はムバッペに抱擁を求めている。

アウベスは刀を抜く仕草を見せ…

 ムバッペ本人は苦笑いを浮かべるばかりだったが、思わぬ侵入者を目の前にしたブラジル代表DFダニエウ・アウベスは驚く様子もなく、むしろ背中に背負っている刀を抜くような仕草でお茶目に対応する懐の深さを見せた。

 英紙「デイリー・メール」は「PSGの選手たちは、キリアン・ムバッペのニックネーム“ドナテロ”(忍者タートルズのキャラクター)に敬意を表する格好でピッチに割り込んだ侵入者に対応」と報道。会場のスタッフにすぐさま取り囲まれたが、「逃げ出すためにスーパーパワーを見せない忍者を捕まえた」と冗談めかして記した。

 試合はその後に1点を追加したPSGが4-1と快勝したが、「奇妙だが、平和的な侵入者」と英紙も仰天したハプニングは反響を呼んでいるようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

【動画&写真】“忍者タートルズ”の格好をしたファンに対応するPSGのDFアウベスとFWムバッペ

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