北朝鮮が2月12日に発射した中距離弾道ミサイル「北極星2号」(朝鮮中央通信)

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日本政府の発表によれば、北朝鮮が29日午前5時58分頃に発射した弾道ミサイルは、6時7分ごろ北海道の上空を通過し、襟裳岬沖の東 1180キロの太平洋上に落下した。

安倍晋三首相は首相官邸で記者団に「これまでにない深刻かつ重大な脅威であり、地域の平和と安全を著しく損なうものだ」と非難した。

韓国軍合同参謀本部によると、ミサイルの飛行距離は約2700キロ、最高高度は約550キロに達したとみられるという。

これに関し、小野寺五典防衛相は「(通常より高い高度に打ち上げる)ロフテッド軌道ではない」と述べた。

ミサイル発射の情報を受け、日本政府は全国瞬時警報システム(Jアラート)を作動させ、自治体などを通じて国民に注意喚起した。