デビュー戦で鮮やかな一撃を見舞った本田。さすがは千両役者だ。 (C) Getty Images

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 ついに日本代表MF本田圭佑がメキシコ・デビューを飾った。現地時間8月22日、メキシコ・リーグ6節でパチューカは本拠地エスタディオ・イダルゴでベラクルスと対戦。この試合で最大の注目となったのは、パチューカ移籍以降、コンディションが整わず、チームへの合流が遅れていた本田だ。この日はベンチ入りを果たして、戦況を見守った。
 
 試合はリーグ戦2連勝中のパチューカが先手を取って優位に立つ。13分にアンヘロ・サガルが決め、さらに31分にビクター・グスマンが追加点を挙げた。
 
 2-0とリードして迎えた後半も、パチューカが素早いパスワークで相手を翻弄。試合の主導権を握る。
 
 すると、52分にセットプレーからパチューカは試合を決定付ける一撃を見舞う。右CKにグスマンがダイビングヘッドで合わせてネットを揺らしたのだ。
 
 パチューカは3点目を挙げ、精神的に余裕もできたこともあり、58分に本田をピッチに送り込む。
 
 ホームサポーターからの大声援を受け、トップ下に入った本田が見せ場を作ったのは60分。左CKにファーサイドで反応し、ダイビングヘッドで合わせたが、ボールは枠を大きく外れた。
 
 惜しくも決定機を逃した本田は、その後も積極的にボールに絡むと、72分にスタンドを熱狂させる。
 
 味方からのスルーパスに抜け出すと、バイタルエリアから左足でシュート。これがゴール右下隅へと吸い込まれたのだ。
 
 コンディション不足が指摘されていた日本代表の大黒柱が、デビュー戦でさっそく大仕事をやってのけた!