川内商工高等学校(鹿児島)
■川内商工ってどんな学校? 90年の伝統がある川内商工。工業科と商業科を併設していて、様々な知識、技術を身に着けることができる。部活動も盛んで、ボート部は全国大会出場、文科系では美術部が県高校美術展で特別賞を受賞するなどの活躍を見せている。
■名物の27アウトとは? 1年生24名、2年生21名、3年生15名の計60名で活動している川内商工野球部。グラウンドを全面使うことが出来ず、サッカー部と反面ずつ使う形になっているため、工夫しながらの練習に取り組んでいる。切れ目のない打線と積極的な走塁、そして堅実な守備を武器に夏に甲子園出場することを目指している。川内商工の名物練習は「27アウト」というもの。松田 魁斗主将は「27アウト連続でアウトを取るまで終わらない練習です」と話す。技術、そして集中力が試される練習だ。
■サヨナラタイムリーでの勝利 松田主将は印象に残っている試合にNHK旗での鹿児島工業戦(試合レポート)だと話した。延長10回表にスクイズで逆転されたものの、その裏に安田 智哉のホームランで同点に。さらにチャンスを作り山口 優樹のサヨナラタイムリーで逆転勝利。粘り強く、あきらめないで戦った結果が結びついた試合だった。
■活躍してきた選手を紹介! このチームで活躍してきた選手を松田主将に選んでもらうと、山口 優樹、鳥井口 温和の2人を選んだ。「山口はNHK旗の鹿児島工業戦でのサヨナラ打、鳥井口は春季大会の出水戦(試合レポート)でサヨナラ打を打ってくれました」。夏のキーマンには瀬口 智史、東畠 竣、鳴川 俊介の3人を挙げた。そしてもう一人、北島 龍聖はチームのムードメーカーで声の大きさはナンバー1。ベンチの中での盛り上げや、ここぞという時の雰囲気作りに期待だ。
■川内商工の襲撃夏に向けてはスタミナ増量のため、中距離走や防寒着を着て、走り込みを行っている。松田主将は「最高の夏にします!川内商工の襲撃!」と気合十分。目標達成へ向け、精神的、肉体的にも追い込んでいく。
声出しの様子(川内商工)笑って終わりたいここからは三角 航大副主将(3年)と石走 一陽副主将(3年)にお話を伺いました。
Q.夏へ向けて見つけた課題を教えてください。
三角:自分たちのペースで試合ができていないときに、流れを持ってこれないことです。石走:ボールの見極めとバントの精度、バッティングフォームの見直しです。
Q.ここまで振り返って、高校野球で一番の思い出を教えてください
三角:去年の夏の大会でベンチに入れてもらい、最終回に逆転サヨナラ勝ちしたことです。(試合レポート)石走:春の県大会、出水戦でのサヨナラ勝ちです。
Q. 応援する方々へ自分のここを見てほしいというのを教えてください!
三角:副主将として試合中のチームメイトに対する声掛け、出場した時は内野での守備を見てほしいです。石走:外野からのバックホームの送球を見てほしいです。
Q.このチームの好きなところは、または他のチームに負けていないところはどんなところですか?
三角:今までたくさんの苦しいこと、楽しかったことを共にやってきた仲間とのチームワークです。石走:好きなところは1〜3年生が練習できる環境で、負けていないところは波にのったら止められない攻撃力です。
Q. この夏はこういう夏にしたい!という意気込みを教えてください
三角:一戦一戦全力で戦い、川内商工を応援してくださる人々を笑顔にできる夏にしたいです。石走:最高の夏へ、川内商工の襲撃!
三角選手・石走選手、ありがとうございました!
川内商工最高の歓喜へ!!ここからは小園 康夫監督にお話を伺いました。
Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。
まずは高校野球なので、日常の高校生活が野球へつながることを徹底しました。明確な目的、皆で力を合わせて皆で頑張る。心を1つにして相手に挑んでいく、何を主張し何を残してくるか。力は劣るが、団結して個のチームに勝つということを目標としてきました。夏は魂の野球。思いを込めて観衆が涙するくらいの感動のプレーで勝利へ導きたいです。
Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!
野球をやるのは人。だから人を鍛えてきた。ホップ・ステップ・ジャンプで人は成長する。夢を語り、夢へ向け歩んだ。今こそ夢を叶える時だ。僕らの熱い夏を!最高の歓喜へ!!
小園監督、そして川内商工野球部の皆様、ありがとうございました!
今年も大好評!【僕らの熱い夏 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!