フラットキャップが似合う野澤「やっと届いて、この3日間で初めて被りました」と初優勝の縁起物に(撮影:鈴木祥)

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<パナソニックオープンレディース 最終日◇21日◇千葉カントリークラブ 野田コース(6,512ヤード・パー72)>
ステップ・アップ・ツアー第3戦「パナソニックオープンレディース」最終日。トータル3アンダー・3位からスタートした野澤真央が15番から最終18番までの怒涛の4連続バーディで逆転勝利。2016年シーズンはステップ・アップ・ツアー賞金ランク2位も勝利に届かなかっただけに、嬉しいプロ初勝利となった。
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フロントナインを終えて、トータル4アンダーと優勝戦線に残り、後半立ち上がりの11番パー5でトータル5アンダー。順調にスコアを伸ばしていた野澤だったが、13番でまさかのダブルボギー。首位に2打差をつけられ、一時は「(優勝を)あきらめかけました」と心が折れかけた。
だが15番でリーダーボードを見た際に「2打だったらまだ追いつける」と心を持ち直し、バーディラッシュ。18番のティグラウンドについた時点で、この日"65"のベストスコアでトータル6アンダー・首位でホールアウトしていた小野祐夢に追いついた。
絶対にバーディを獲りたいと決めていた最終ホール。「ボギーさえ打たなければプレーオフにいける」と思いながら、ティペグを刺したときに自身の手が震えているのがわかった。変化がわかりつつも放った3番ウッドでのティショットは大ダフリ。試合後に「かなり手前にダフリ跡がありましたね」と振り返って笑うほどだった。それでも3打目を右3mに寄せると、多くのギャラリーが見つめるなか、真っすぐラインに乗せて、バーディ奪取。躍動するようなガッツポーズで大会を締めた。
「優勝した実感がないんです。ダボを打ってあきらめかけて…最後ガッツポーズをしましたけど、"実感がない"ってこういうことなんだな、とわかりました」
昨年大会の最終日は、首位タイ発進もプレーオフに1打届かず、敗戦。帯同する母・芳恵さんが「今大会に入る前から顔つきが違いました」と気合いが入っていた。本人は気持ちが弱いというが、脱落しかけたときに支えになったのは昨年の悔しさだったに違いない。
QTランク62位に終わった今オフは、初めてトレーナーをつけて本格的なトレーニングを開始。上野由岐子が所属するビックカメラ女子ソフトボール高崎の合宿に参加するなど、調整方法を変えたが、ステップ開幕からの2戦は結果が出せず、「今年はどうなるんだろう…」と思っていたが、狙っていた大会での勝利に本音は「ホッとしています」。ステップではいつ勝ってもおかしくない選手だったが、やっとの1勝。だが「浮かれすぎないようにしなければ」。レギュラーツアーで通用する選手になるためにこの経験をターニングポイントとしたいところだ。
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