バンダイナムコホールディングスが、2017年3月期の決算を公式サイトで公開しているのだが、「ドラゴンボール」が凄まじい売り上げを記録していることが判明。いまも現役で「週刊少年ジャンプ」に連載している「ワンピース」を大きく上回っているのだから驚きだ。

出典画像:「ドラゴンボール超」公式サイトより

 

ドラゴンボールが現役作品ワンピースに売り上げで圧勝!

バンダイの2017年3月期第3四半期の決算を見ると、「ドラゴンボール」は今期の3Qまで(バンダイは3月が決算期なので、2016年4月〜12月の期間と思われる)に、累計で396億円の売り上げを記録。通期では500億になる見込みとのこと。

 

バンダイが取り扱っているタイトルで、「ドラゴンボール」の売り上げを上回っているものは、「機動戦士ガンダム」のみで、3Q累計実績565億、通期見込706億だ。その他は、

 

●「ワンピース」 3Q累計実績232億、通期見込295億

●「仮面ライダー」 3Q累計実績171億、通期見込224億

●「スーパー戦隊」 3Q累計実績136億、通期見込222億

●「妖怪ウォッチ」 3Q累計実績89億、通期見込108億

●「アンパンマン」 3Q累計実績80億、通期見込108億

●「プリキュア」 3Q累計実績49億、通期見込78億

●「アイカツ!」 3Q累計実績35億、通期見込46億

●「ウルトラマン」 3Q累計実績33億、通期見込44億

 

といった売り上げだ。他のタイトルと比べると「ドラゴンボール」は確かに、頭一つも二つも抜けている。現在テレビアニメ「ドラゴンボール超」が放送されているとはいえ、原作漫画が連載されていたのは、1984年から1995年の間。そうでありながら、現役バリバリの「週刊少年ジャンプ」の看板漫画「ワンピース」に倍ほどの差をつけようかとの勢いに、SNSやネット上では「ドラゴンボールが凄すぎて声もでねえ」「20年以上前に終わった作品がこの売り上げなんだぜ、日本史に残るレジェンドだろ」「ワンピースにダブルスコアつけそうとか異常だろ」と驚きの声が上がっている。

 

ドラゴンボールが脅威の右肩上がりっぷり!

ドラゴンボール」はここ数年で急激に売り上げを伸ばしている。2014年から見ると、

 

●「ドラゴンボール
2014年期:114億、2015年期:194億、2016年期:349億、2017年期:500億見込み

●「機動戦士ガンダム」
2014年期:802億、2015年期:767億、2016年期:786億、2017年期:706億見込み

●「ワンピース」
2014年期:268億、2015年期:246億、2016年期:233億、2017年期:295億見込み

●「仮面ライダー」
2014年期:307億、2015年期:262億、2016年期:186億、2017年期:224億見込み

●「スーパー戦隊」
2014年期:253億、2015年期:232億、2016年期:191億、2017年期:222億見込み

●「妖怪ウォッチ」
2014年期:14億、2015年期:552億、2016年期:329億、2017年期:108億見込み

 

といった売り上げになっていて、「ドラゴンボール」だけが急激に上昇していることがわかる。「ドラゴンボール」のアニメは、2009年〜11年と14年〜15年にかけて「ドラゴンボールZ」(89年〜96年)を再編集した「ドラゴンボール改」が放送され、15年から完全新作アニメ「ドラゴンボール超」の放送が始まった。近年の売り上げ上昇は、新作アニメが関係していると推測されている。

 

アニメがいつまで続くのかは定かではないが、ネットでは「これは絶対に終わらせられないな」「漫画同様にアニメまで引き伸ばし来るぞこれは」「サザエさんみたいに永久に終わらせないことも視野にいれないといかんな」という声が上がっている。