台風に伴い、澎湖の沿岸部に打ち寄せる高波=2016年9月撮影、許富智さん提供

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(澎湖 29日 中央社)台湾海峡に浮かぶ澎湖県の年間降雨量が28日、1793.4ミリに達し、1896(明治29)年の気象観測開始以来120年で、最も多くなったことが分かった。

澎湖気象観測所の許天生主任によると、最近数十年の年間降雨量は1500ミリ前後だったという。これまで最多とされていたのは、日本統治時代の1939(昭和14)年に観測された1792.6ミリ。今年は3月から8月まで毎月100ミリ近くの雨が降り、9月には台風の襲来で月間降雨量が559.6ミリに達した。

毎年慢性的な水不足に悩まされている澎湖。今後しばらく心配は不要とみられている。

(編集:齊藤啓介)