世界遺産20周年、原爆ドームと厳島神社で記念イベント
[Jステーション-広島ホームテレビ]2016年12月7日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、世界遺産登録から20年を迎えた宮島と原爆ドームのイベントが紹介されました。
厳島神社の大鳥居(Dai Fujiharaさん撮影、Flickrより)
世界遺産登録から20年を迎えた宮島では12月7日、人文字を作る記念イベントが開催されました。県や広島市廿日市市などが企画し、宮島学園の生徒や趣旨に賛同した市民など約200人が参加したこのイベントは、ドローンで撮影され、画像は「世界遺産登録20周年観光キャンペーン」のHPで公開されています。
祈りを込めたイルミネーション
宮島に先立って12月4日には、原爆ドーム近くの広場でも「20」をかたどった人文字が作られました。原爆ドームは解体せずに保存が決まった後、150万人あまりの署名によって、世界遺産に登録されました。
原爆投下から70年あまりすぎた今でも、被爆者には世界遺産に登録されたことについてさまざまな思いがあるようです。若い人に伝えていきたいという思いと、辛い思い出があり、あまり思い出したくないことも多いという言葉も聞かれました。
原爆ドームでは20周年にあわせたイルミネーションがおこなわれています。12月8日から2月5日まで毎日、17時30分から22時30分の点灯が続けられるそうです。平和への祈りを込めたイルミネーションが、世界に届くよう祈りたいですね。(ライター:石田こよみ)