サバを使ったすき焼き!? 能登にしかない「トコトコ鍋」
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2016年11月29日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、「能登にしかないすき焼きがある」との話題について調べていました。
すき焼きといえば、お肉にねぎ、しらたきなどが思い浮かびますが、能登にしかないすき焼きってどんなものなのでしょうか?
輪島の漁師めしが発祥
トコトコ鍋のイメージ(画像は、輪島市観光協会などのプレスリリースより)
輪島の朝市通りにて質問してみると、「トコトコ鍋のこと?」「サバすきのことやね」との返事。新鮮なサバを薄く切ってすき焼き風にして食べる、サバのすき焼きのことらしいのです。
実際に提供している輪島市の「お宿たなか」で食べてみると、実物は普通の鍋のようですが、そこに新鮮なサバを入れて煮過ぎない程度に煮ていました。
サバ1匹と10種の野菜、醤油ベースの出汁とすりおろしにんにく、唐辛子が入った鍋は、サバの旨みがジュワッと広がり、ニンニクの香りが良いです。
もともとは、巻き網漁船の漁師で、サバの刺身が苦手な人のための漁師めしだったそうです。「サバすき」と呼ばれていて、2年ほど前から輪島の名物にしようと作り方をまとめて、PRを始めました。「トコトコ鍋」とも呼ばれるのは、火で「コトコト」煮るので、それがもじられたものだそうです。
にんにくや唐辛子が入っていて、寒い時期には体がポカポカに温まる輪島の新たな名物になりそうです。(ライター:りえ160)