日本と中国ではゴミの扱い方、社会における対応の仕方が大きく異なる。中国では街中や観光地などいたる場所で清掃員の姿を見かけるが、これは人びとがゴミをポイ捨てしてしまうため、常に街を清掃する必要があるためだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本と中国ではゴミの扱い方、社会における対応の仕方が大きく異なる。中国では街中や観光地などいたる場所で清掃員の姿を見かけるが、これは人びとがゴミをポイ捨てしてしまうため、常に街を清掃する必要があるためだ。

 中国メディアの東方頭条は5日、日本は中国と異なり、街中でゴミ箱を見かける機会がないにもかかわらず、「非常に清潔」であると伝えつつ、日本人は「まるでゴミを礼物のように扱っている」と伝える記事を掲載した。

 記事はまず、中国国内の街中で撮影された、ゴミが散乱している様子を映した写真を掲載し、「ゴミ箱が撤去された途端、ゴミが散乱してしまった」と紹介。写真を見る限り、たしかにゴミがうず高く積み上がっている。しかも、ゴミは袋に入れられていないため、まとまりもなく、強い風が吹けばゴミが一気に散乱してしまいそうだ。

 驚くべきは、中国人たちがうず高く積み上がったゴミの山の横を平然とした様子で歩いていることだ。こうしたゴミの山が中国では日常的な光景であることが見て取れる。

 一方で記事は、「日本はゴミ箱がなくても非常に清潔」であることに感嘆の気持ちを吐露し、「ゴミ箱がなければゴミを持ち帰る日本人の自律心は驚異的」であると指摘。日本人の生活のなかでは、ゴミが出ないよう、ティッシュではなくハンカチを使用するなどの工夫がなされているほか、ゴミをしっかりと分別し、共用のゴミ置き場でもゴミが散乱したり、不潔な環境にならないようゴミを並べて、整理整頓しながら出すと紹介。日本人はゴミすら「まるで礼物であるかのように丁寧に扱っている」と驚きを示した。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)