セリエAでついに2000年生まれの選手がトップチームデビューを飾った。ユヴェントスFWモイーズ・ケーンが19日のペスカーラ戦で、84分から途中出場を果たしている。

セリエAでは昨季、ミランGKジャンルイジ・ドンナルンマが16歳でデビューして話題となったが、今度は21世紀最後の年に生まれた選手が登場した。ユヴェントスの下部組織で頭角を現し、今季はデビューが期待されていたケーンだ。16歳8カ月19日でのセリエデビューとなった。

イタリア生まれで同国とコートジボワールの国籍を持ち、「マリオ・バロテッリ2世」とも言われるケーン。待望の瞬間が訪れたのは、ユーヴェが3-0と勝利を確実にしていた84分。マリオ・マンジュキッチとの交代でピッチに向かう。


出場時間が短かったため、大きなインパクトは残せなかったが、大器の片りんをうかがわせるドリブルも披露。今後への期待につながるデビュー戦となった。


イギリス『BBC』も「欧州の主要4リーグで初となる2000年生まれの選手」と紹介するなど、各国のメディアもケーンのデビューを報じている。


若手の起用に慎重とされてきたセリエAで、新たな時代の選手が登場したのは興味深い。ミーノ・ライオラ氏が代理人を務めるケーンの今後に注目だ。