26日に行われたイングランド・リーグカップ4回戦、ウェスト・ハム対チェルシーの一戦で、両軍サポーターによるトラブルが発生した。現場に居合わせたあるサポーターは、イギリス『BBC』で「1970年代に戻ったみたいだった」と明かしている。

アディショナルタイムにチェルシーが1点を返したものの、ホームのウェスト・ハムが2-1と勝利した一戦で、「フーリガン時代」を思い起こさせるようなトラブルが起きた。『BBC』などによると、両軍ファンが椅子や硬貨、ペットボトルを投げ合う事態に発展したという。




試合後、ウェスト・ハムのスラベン・ビリッチ監督は「受け入れがたいこと」とコメント。チェルシーのアントニオ・コンテ監督も「本当に見たくない状況」と、サポーターの行為を非難している。

試合を観戦したあるファンは、『BBC』のインタビューで「まさに悪夢だった」「1970年代に戻ったみたい」「スタジアムを閉じなければ、誰かが死ぬことになる」と厳しい調子で訴えた。ウェスト・ハムは今季からオリンピック・スタジアムへと本拠地を移転している。

『BBC』によると、ウェスト・ハムは暴力行為に関与したファンを生涯入場禁止にするとのこと。同クラブは今季、すでに23名のファンにスタジアム入場禁止処分を科しているそうだ。