【極秘】ドラゴンクエストの極秘すぎる秘密15選 / DQ3の冒険の書は消えても復活する!

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ドラゴンクエストシリーズといえば日本で絶大な人気を誇るRPGゲームのひとつ。1986年にシリーズ第一作が発売となって以来、現在でも幅広い世代のファンから支持されている作品です。

ドラクエシリーズの知られざる秘密を大発表!



今回はそんなドラゴンクエストシリーズにまつわる裏設定や豆知識など、知られざる秘密を一挙15連発でご紹介! 皆さんはいったいいくつご存知でしょうか!?

1.ドラクエ3の職業には「忍者」がある予定だった

仲間の職業を決めたり、職業を転職したりするシステムが導入されたドラクエ3。勇者、戦士、武闘家、僧侶、魔法使い、賢者、商人、遊び人といった職業に加え、リメイク版では盗賊という職業も追加されていますが、企画段階では忍者という職業も追加検討されていたそうです。

こちらは堀井雄二さんの「ドラクエらしくない」の一言で残念ながらボツに。もし採用されていたらどんな設定になっていたのか気になりますね。

2. MPは「マジックパワー」の略

ドラクエのキャラクターで最も大切なステータスといえばHPとMP。HPは「ヒットポイント」の略ですが、MPは「マジックポイント」ではなく「マジックパワー」の略なのです。

3. スライムの原案には目も口もない



ドラクエシリーズ最弱のモンスターであり、最も知名度が高いモンスターといえばスライムですよね。プルンとした小さな体に愛嬌たっぷりの目と口が可愛らしいモンスターですが、堀井雄二さんの原案では目も口もなく、非常に気持ち悪い形状をしていました。

残されている資料には「不定形。人の顔などに張り付いて窒息死させる」などというメモ書きもされています。この原案を元に、鳥山明さんがアレンジを加えて現在のスライムが完成したそうです。

4. 仲間モンスターに制作陣の名前が使われている

SFC版のドラクエ5よりモンスターを仲間にできるシステムが採用となりましたが、モンスターに名前を付けることはできず、あらかじめ名前が設定されていました。その決められた名前の一部には「ドラクエ御三家」と呼ばれる制作陣の名前も使用されています。

3匹目のスライムに付けられた「アキーラ」という名前は鳥山明さん、3匹目のはぐれメタルに付けられた「ゆうぼう」は堀井雄二さん、3匹目のヘルバトラーに付けられた「すぎやん」はすぎやまこういちさんの名前が元となっているのです。

5. FC版ドラクエ1の容量はわずか64KB

シリーズ第1作であるFC版のドラクエ1の容量はわずか64KBしかありません。これはスマートフォンが普及する前のガラケーに使われていた壁紙画像1枚分とほぼ同サイズ。画像1枚分のデータであれほどの名作が作られたとは驚きですね。

6. FC版ドラクエ1にはカタカナが18文字しか登録されていない

上記のようにFC版のドラクエ1は容量がかなり少なかったため、データを削減するためのあらゆる工夫が施されています。その一環として、使用頻度の少ないカタカナは登録をしなかったため、結果的にカタカナはわずか18文字しか登録されませんでした。

そのため「へ」や「リ」はひらがなと併用し、登録していないカタカナを使う予定だった名称は設定から変更するというパワープレイも断行。モンスターの「ダースドラゴン」はもともと「ダークドラゴン」という名称でしたが、「ク」を登録しないことになったため、名称を「ダースドラゴン」に変更したのです。



7. ローラ姫と宿屋に泊まると「おたのしみ」する

ドラクエ1では勇者がローラ姫を抱きかかえながら行動できる場面がありますが、この状態で宿屋に泊まると翌朝に主人から「ゆうべはおたのしみでしたね」と言われます。覗いてたんですね。

宿屋の主人がこんなこと言ったら問題な気がしますが、登録するカタカナの文字数まで削減したのにこのセリフは残されているわけです。余程大切なことだったのでしょう。勇者とローラ姫は宿屋でおたのしみだったのです。

8. FC版ドラクエ1にはバッドエンディングがある

ドラクエ1で竜王と対峙すると、竜王から「世界の半分をやろう」と提案を受けます。この提案を受けるとリメイク版では悪い夢を見ていたことになってリムルダールの宿屋に強制移動させられますが、FC版ではそのまま画面が真っ暗になって停止し、ゲームの続行が不可能となってしまいます。

この寸前には復活の呪文を教えてもらえますが、これを入力するとレベル1に戻され、所持金も装備品もゼロという状態に……。

9. ドラクエ1のスタート地点はフィールド上の予定だった

ドラクエ1は王様の部屋からゲームがスタートしますが、当初はフィールド上からいきなりスタートする予定でした。ところが小学生を相手にテストプレーをさせてみたところ、街や城に入らずいきなりモンスターに倒されるケースが続出。

これを受けて王様の部屋からスタートさせ、「はなす」「しらべる」「かいだん」などのコマンド操作を覚えさせるように設定変更されたのでした。

10. オルテガがキングヒドラに勝つ場合もある

ドラクエ3のゾーマの城では、勇者の父親・オルテガがキングヒドラと戦っていて、無残にも息子の前で敗れるストーリーとなっていますが、なんとオルテガが戦闘に勝つ場合もあるのです。

ただし、オルテガが勝利しても「勝つには勝ったが、どうやら最後の力を使い果たしたらしい」と話し、結局オルテガは死んでしまいます。そして何事もなかったかのように、ゾーマの部屋でキングヒドラが登場してくるのです。

11. FC版ドラクエ3にも小さなメダルがあった

FC版のドラクエ4より採用された小さなメダルのシステムですが、実はFC版ドラクエ3から実装する予定で、その証拠にROMのデータを解析すると小さなメダルのデータが残っているそうです。しかし残念ながら容量の関係でドラクエ3での採用は見送りとなり、道具のデータだけたまたま残っていたということのようですね。

12. ドラクエ2のザラキは効いても即死しない場合もある



敵1グループを即死させる呪文「ザラキ」ですが、ドラクエ2では少し設定が異なり、「即死するほどの大ダメージを与える呪文」となっています。ほとんどの敵は呪文が効いたと同時に即死するのであまり変わりませんが、一部のHPが高い敵には255ダメージを与えるだけで即死させることはできないのです。

13. SFC版ドラクエ3は戦闘中に疲れて死ぬことがある

SFC版のドラクエ3では戦闘が長引き、65,535ターンに達すると「○○はつかれきってしまった!」と表示され、強制的に全滅扱いとなってしまいます。

14. 一部のモンスターは天下一武道会に出場している

モンスターの「サーベルタイガー」「オーク」「きとうし」「アークデーモン」は、漫画「ドラゴンボール」で天津飯が優勝した第22回天下一武道会の予選シーンに登場しています。本選には出場していないので、結果は残念ながら予選落ちだったのでしょう。

15. 冒険の書は復活する場合もある

ファミコンの電源を入れた際に表示される「冒険の書は消えてしまいました」というメッセージ。幾多のプレイヤーを絶望のどん底に叩き落してきたこのメッセージですが、実はこのメッセージが表示されている段階ではデータが残っている可能性があります。

あくまで読み込み不良の際に表示されるメッセージで、正確には「消えてしまいました」ではなく「データが見つからないので消します」という意味合いになります。

そのため、音楽が流れている間にリセットボタンを押し、何回か挑戦しているとうまく読み込まれて冒険の書が復活する場合があるのです。

新作の発売を楽しみに待とう!





ここまで、ドラゴンクエストシリーズの知られざる秘密を15連発でお届けしました。極秘レベルのひみつですが、一部の秘密は漏洩しているので、知っている人がいたかもしれませんね。

発売30周年を迎えたドラゴンクエストシリーズですが、2017年春には最新作「ドラゴンクエスト11」が発売予定となっています。今から待ち遠しいですね!

■執筆・監修:Mr. Fox

執筆、撮影、編集家。日本生まれ、生年不詳、トレードマークはキツネの顔。世界各国を回りながら、メディアに関わる仕事をしてます。人のアイデアを転がします! コンコン。https://twitter.com/im_mr_fox/