HIROKO MANNER Group 西出ひろ子 代表

 マナーというと新入社員が学ぶものと思われがちです。マナーコンサルタントとして企業の存続に関わる重要な人財育成にまで活動の範囲を拡げ、実際に企業に赴き感じることは、マナーは新入社員だけが学べば良いというものでないということです。

 私の伝えるマナーは、「まずはとりあえずこれだけやっていればいいだろう」という表面的な形式を伝えるものではありません。

 マナーとは「相手の立場にたつこと、たてること」。そして、相互がプラスになる結果をだすために、まずは相手優先の気持ちや心をもつこと。

 このような心をもっている人材がいる企業は、結果的にその人材が人財となり収益をあげていく。だから、企業においてビジネスマナーが必要であるというマナーの存在意義をしっかりと伝えた上で、具体的な形式や所作をお伝えします。

 拙著は新入社員はもとより、中堅やベテランの皆様にも「え?そうだったの?」と思っていただける内容をまとめました。超一流といわれる人のマナー力、すなわち人間力の在り方、心、意識の持ち方もお伝えしています。
 
 仕事に慣れてくると楽をしたくなりますが、どんなに経験を積んでも、基礎基本を忠実に守って仕事をする人財が自社に存在することが、最終的にその企業が不祥事を起こすことなく永続的に生き続けられる所以です。

 ビジネスマナーは収益をあげるために存在します。その結果、社会貢献を果たしていきます。相手の立場にたつ真心マナーは、お客様と自社、取引先と自社、お客様と自分、上司と部下など、お互いにとってプラス、Win-Winの関係を築いていくものです。

 社員教育では形式や型ばかりに注力することなく、人の気持ちを理解でき、人間力の意識の高い、迅速な判断や行動のできる人材の育成に真心マナーは必須です。

 これらが身に付いていれば、自分で考え、その場その場で、相手や状況に合わせた臨機応変な対応ができる超一流のできる人財になります。