9日放送、フジテレビ「ダウンタウンなう」では、リオデジャネイロ五輪卓球で団体銀メダル、シングルスで銅メダルを獲得した水谷隼がゲスト出演。”貯金1億円発言”の裏側や、これまで訴え続けてきた卓球界に蔓延る不正行為について語った。

まずは「貯金1億円」発言について、「これは本当ですね」と切り出した水谷だったが、「記者の方に乗せられたんですよ。今しかないよ、言え言え言えみたいな。言いたくもないのに言って記事にされちゃった」と経緯を説明した。

大好きなカレーの話になると「(リオ五輪中も)毎日食べてました」と言いつつ、「準決勝シングルス負けた時だけ食べなかった。その時だけ試合が朝10時だった。7時くらいにご飯なんですけどさすがに朝起きてすぐはきつい」と苦笑い。坂上忍から「何やってんの。ルーティン崩しちゃダメだよ」とダメだしを受けた。

また、2012年のロンドン五輪後、禁止されているラバーの加工・改造行為が横行している現状を訴え、一人ストライキを敢行している水谷。「ラバーを接着する時に加工しちゃいけない。それを海外の選手が加工してラバーをラケットにくっつけてて、それはルール違反なんですけど検査の方法がない」などと訴えたが、「その前からずっと訴えてたんですけど相手にしてもらえなくて、それでロンドンオリンピックが終わった時にもう国際大会には一切出ないって言って、4、5か月卓球をやってなかった」と振り返った。

それでも、「まだ何も変わってない」と嘆いた水谷に対し、松本は「水谷さんも使えばいいじゃないですか?」と話したが、それでも日本卓球界のエースは「ルール違反なんで」とキッパリ。競技に対する誠実な態度をうかがわせた。