ハイブリッドな遊廓専門書店「カストリ書房」が吉原にオープン

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 遊廓関連書籍を専門で取り扱うカストリ出版が、遊里史専門書店「カストリ書房」を吉原に出店する。オープン日は9月3日。 「カストリ書房」が吉原にOPENの画像を拡大

 2014年に設立されたカストリ出版は、花街や遊郭にまつわる書籍の発掘・復刻に取り組んでおり、現在では入手困難で"幻の作品"とも呼ばれていた「全国女性街ガイド」を約60年ぶりに復活させたほか、「全国花街めぐり」などを含む約15タイトルの復刻を実現させてきた。これまではネット販売および直接契約した書店のみで販売してきたが、かつて遊廓を経営していた子孫から店舗スペースを借り受けることになったという。店舗は7畳ほどの面積で、約20年前までは小さな靴工場として利用されていた。「カストリ書房」の出店に合わせて改装し、読書や座学に留まらずトークイベントや書籍販売会などを通じて体験・体感できる空間づくりを目指すという。復刻する書籍を中心に、新刊から絶版となっている古書までをラインナップ。他の出版社で発行された遊郭関連書籍も取り扱い、資料を拡充していきたい考えだ。現在、クラウドファンディングサービス「キャンプファイヤーCAMPFIRE(CAMPFIRE)」で資金を募っており、目標金額は50万円。資金は店舗の改装費用および運営費に充てるという。>> クラウドファンディングページ■カストリ書房住所:東京都台東区千束4丁目11ー12休業日:月・火営業時間:10時〜20時公式サイト