厚生労働省が発表した4月の有効求人倍率(季節調整値)は1.34倍で、前月から0.04ポイント上昇した。2カ月続けての上昇で、1991年11月以来の高水準となった。

 新規求人倍率(季節調整値)は2.06倍で、前月に比べて0.16ポイント上昇。正社員有効求人倍率(季節調整値)は0.85倍で、前月を0.03ポイント上回った。有効求人(季節調整値)は前月に比べ1.5%増で、有効求職者(季節調整値)は1.8%減となった。

 新規求人(原数値)は前年同月比3.9%増。産業別にみると、教育,学習支援業(8.2%増)、宿泊業,飲食サービス業(8.0%増)、医療,福祉(6.9%増)、卸売業,小売業(5.8%増)などで増加となり、情報通信業(4.5%減)、生活関連サービス業,娯楽業(0.6%減)などが減少した。

 都道府県別の有効求人倍率(季節調整値)の最高は東京都の2.02倍、最低は沖縄県の0.94倍。また、就業地別の有効求人倍率(季節調整値)が2009年2月の集計開始以来初めて、全ての都道府県で1倍を上回った。

4月の求人広告16.9%増、求人サイトが25.7%増
大学生の就職率が過去最高の97.3%
大卒求人倍率1.74倍、大企業への就職希望者増加で厳しくなる中小企業の新卒採用

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の人事専門誌です。