ハローワークを通じた障がい者の就職件数が6年連続で過去最高を更新したことが、厚生労働省がまとめた2014年度の障がい者の職業紹介状況で分かった。

 障がい者の就職件数は、前年度比6.6%増の9万191件となった。就職率も同1.0ポイント増の48.2%となり6年連続で上昇した。
 
 障がい種別に就職件数を見ると、身体障がい者2万8003件(前年度比0.6%減)、知的障がい者1万9958件(同6.6%増)、精神障がい者3万858件(同11.2%増)、その他の障がい者3834件(同21.1%増)となっている。

 身体障がい者が2年連続で減少となる一方、精神障がい者が引き続き高い伸びとなっている。

 産業別にみると、医療,福祉(3万3805件)、製造業(1万1933件)、卸売業,小売業(1万1577件)の就職件数が多かった。

 職業別の就職件数では、「運輸・清掃・包装等の職業」(3万1393件)の割合が大きく、「事務的職業」(1万8469件)、「生産工程の職業」(1万1599件)、「サービスの職業」(1万819件)が続いている。

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