労働災害による1年間の死亡者数が初めて1000人を下回ったことが、厚生労働省のとりまとめで明らかになった。

 2015年の労働災害による死亡者数は972人で、前年から85人減となり、統計開始以来初めて1000人を下回った。

 死亡者数が多い業種は、建設業327人(前年比50人減)、製造業160人(同20人減)、陸上貨物運送事業125人(同7人減)となっている。

 事故の型別に見ると、墜落・転落248人、交通事故(道路)189人、はさまれ・巻き込まれ128人が多い。

 労働災害による死傷者数は(死亡・休業4日以上)は11万6311人で、前年を3224人減となった。

 死傷者数が多い業種は、製造業2万6391人(前年比1061人減)、商業1万7150人(同355人)、建設業1万5584人(同1600人減)、陸上貨物運送事業1万3885人(同325人減)となっている。

 一度に3人以上が被災する重大災害は278件で、前年から14件減となった。

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