「鳥貴族」とソックリな内装やメニュー、安価な価格設定(税抜270円)で話題になった、関西のやきとりチェーン店「鳥二郎」。一時は裁判沙汰になったが、のちに和解している。

そんな「鳥二郎」が、2016年に入って関東に上陸していたことをご存じだろうか。記者は東京都新宿区にある店舗へ向かった。


旧コマ劇場に進むメインストリート

現在、関東に4店舗

「鳥二郎」は2016年5月上旬時点で、東京・神奈川に4店舗を展開している。関東1号店は2月オープンの蒲田店。それから鶴見西口店、新宿歌舞伎町店、吉祥寺店と続き、5月14日には新宿靖国通り店もオープン予定だ。


「ジャンボ焼鳥」だそうだ

ということで、今回向かったのは、3月開店の「新宿歌舞伎町店」。新宿東宝ビル(かつての新宿コマ劇場)に面した建物という、絶好のロケーションにある。残念ながら開店前だったので、看板だけを撮影してきた。


17時から翌5時まで営業

ちなみに同じビルには「東京で一番安い店」のキャッチフレーズで知られる「居酒屋一休」と、その系列の「焼鳥一休」が入居している。ちょっとした、やきとり激戦ビルと言えるだろう。


同じく赤基調の「一休」看板

「やきとりセンター」も至近

特筆すべきは、わずか100メートル先のビルに、鳥貴族の「新宿歌舞伎町店」があること。つまり鳥二郎は、鳥貴族の近くに出店したことになる。両店ともに営業時間は17時から翌朝5時。まったくもって"カブって"いる。


見慣れた黄色い看板

加えて、鳥貴族のななめ前には、こちらも人気チェーンの「やきとりセンター新宿歌舞伎町店」がある。こちらは16時開店、24時閉店(金土祝前日は翌4時30分まで)と、若干営業時間は異なるが、ターゲット層は似ている。


こちらも黄色い看板

ちなみに、やきとりセンターは、ここが1号店。鳥貴族の歌舞伎町店と、ほぼ同じタイミング(2012年6月)にオープンした。それから4年、さながら「やきとり抗争」の渦中にある歌舞伎町へ飛び込み、関西からのニューカマー「鳥二郎」は巣を作れるのだろうか。