総務省が発表した労働力調査(速報)によると、3月の完全失業率(季節調整値)は前月から0.1ポイント改善して3.2%となった。

 男性の完全失業率は3.4%で前月から0.2ポイント改善、女性は3.0%で前月から0.1ポイント悪化した。

 完全失業者数は216万人(前年同月比12万人減)。完全失業者のうち「定年又は雇用契約の満了」は24万人(同2万人減)、「勤め先や事業の都合」は37万人(同7万人減)、「自己都合」は82万人(同3万人減)だった。

 就業者数は6339万人(前年同月比20万人増)で、就業者数のうち、雇用者数は5649万人(同69万人増)。正規の職員・従業員は3338万人(同67万人増)、非正規の職員・従業員は1975万人(同2万人増)となった。

 就業者数の前年同月比を産業別に見ると、医療,福祉(27万人増)などが増加し、製造業(22万人減)、農業,林業(21万人減)などが減少した。

 同時に発表された2015年度平均の完全失業率は3.3倍で、前年度に比べ0.2ポイント改善した。2015年度平均の完全失業者は218万人(前年度比15万人減)、就業者数は6388万人(同28万人増)だった。

3月の有効求人倍率1.30倍、前月から0.02ポイント上昇
3月の求人広告0.5%減、6年ぶりに前年同月比マイナス
企業が優先対応すべきリスクは「海外」と「人材不足」

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の人事専門誌です。