【J1採点&寸評】FC東京×名古屋|あの“怪物FW”が驚愕のゴール! 城福監督のアクションサッカーが垣間見える一戦に
【チーム採点・寸評】
FC東京 6.5
一時は2-2に追いつかれながらも、そこから突き離した底力は立派。城福監督の目指すアクションサッカーが垣間見せた一戦に。
名古屋 5.5
シモビッチのフィジカル、永井のスピードを活かした攻撃はまずまず効果的だった。オープンな展開になった後半は押し込まれた印象。
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・5節 FC東京 3-2 名古屋
【FC東京|採点・寸評】
GK
47 秋元陽太 6
17分の失点はノーチャンス。永井のゴールも防ぐのは厳しかった。抑えられるシュートは抑えたという意味で及第点の「6」とした。
DF
2 徳永悠平 5.5
快足の永井を警戒してか、オーバーラップは多くなかった。2失点目はボールウォッチャーのような状態になり、全体的にいまひとつ。
3 森重真人 6.5(86分にレッドカードでOUT)
43分にPKで同点弾を叩き込み、終盤の81にはヘッドで決勝点とCBで2ゴールは見事。レッドカードのぶん、マイナス「0.5」にした。
5 丸山祐市 6
シモビッチへのパスを防いだ11分のヘディングでのクリアはファインプレー。身体を張ったディフェンスで逆転勝利に貢献した。
25 小川諒也 5.5
セットプレーで精度を欠き、17分には野田にいとも簡単にシュートを許す。CKから決勝弾をアシストしたが、慌てる場面が目立った。
MF
7 米本拓司 6
FC東京には頼もしい、名古屋には厄介な中盤のフィルターに。運動量豊富に最後までピッチを駆け回り、攻守両面でチームを支えた。
14 ハ・デソン 5.5(58分OUT)
優れた技術で的確に捌きつつ、33分には鋭いスルーパスでチャンスを演出。ただ、復帰初戦ということもあり後半はミスが目に付いた。
17 河野広貴 5.5(69分OUT)
東と何度か好連係を披露したが、前半のアディショナルタイムに安田と揉めたのは残念だ。小競り合いでのイエローカードは勿体ない。
44 阿部拓馬 6
輝き始めたのは、前半途中に左サイドからFWにポジションチェンジして以降。平山のゴールをお膳立てしたスルーパスが素晴らしかった。
FW
20 前田遼一 5.5
前半はヘディングシュート1本。後半に入ってもなかなか得点機に恵まれず、結局はノーゴールと肝心の攻撃面で結果を残せなかった。
38 東 慶悟 6
立ち上がりからゴールに向かう姿勢はビンビン感じられた。後半は惜しいシュートもあり、オフェンスを活性化させた点で効いていた。
交代出場
MF
37 橋本拳人 6.5(57分IN)
ハ・デソンに代わりボランチの一角を担い、機を見た攻撃で64分には思い切りの良いミドルを放った。守備も高いレベルでこなした。
FW
9 平山相太 7(69分IN)(89分OUT)
投入直後に阿部のスルーパスを受け、竹内、矢野と上手く距離を取りながら左足でフィニッシュ。同点弾の価値は計り知れないだろう。
MF
4 高橋秀人 (89分IN)
クローザーとして投入された。時間がかなり短く、可も不可もなし。力のある選手だけに、スタメン奪取に向けて奮闘してもらいたい。
監督
城福 浩 7
平山の投入が大当たり。左サイドであまり機能していなかった阿部を比較的早い段階でFWにした采配も、結果的に正解だった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
※では、「2016シーズン J1&J2リーグ全40クラブの戦術ガイド」をお届けします。また齋藤学選手、シモビッチ選手、大黒将志選手、原口元気選手の独占インタビューも掲載。ボリューム満点の内容でお届けします。
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 楢粼正剛 5
9分に珍しいパスミス。他の局面でも4バックと息の合わないところがあり、不安を覗かせた。3失点は褒められないだろう。
DF
2 竹内 彬 4.5
17分に先制ゴールを決めるも、42分にはCKの場面で森重を倒してPKを献上。後半は平山、森重に決められた時のマークが甘かった。
5 大武 峻 6
オーマンに代わり先発出場。細かいミスがあったとはいえ大事故には至らず。身体を張ったディフェンスはむしろポジティブに映った。
19 矢野貴章 6
古林にダイレクトでつなげた28分のパスはまさにいぶし銀。フリーランでボールを呼び込む動きに加え、76分のアシストも良かった。
33 安田理大 5.5(90+1分OUT)
左サイドをアグレッシブに上下動。河野との小競り合いは余計も、“ボールに食らいつく執念”はピッチからしっかりと感じ取れた。
MF
6 古林将太 5.5
矢野との連係で右サイドから良い形になりそうなシーンも。運動量が落ちた後半は孤立気味になり、消えている時間帯も少なくなかった。
7 田口泰士 6
敵の守備網に亀裂を入れた17分のCKは評価に値。守備に課題が残る一方で、ハ・デソンを華麗に抜いた47分のフェイントは“教材”に。
11 永井謙佑 6.5
76分には、矢野の絶妙なクロスから文字どおり打点の高いヘッドで同点ゴールを突き刺す。その後の失点がなければ、MOM候補だった。
17 明神智和 6(77分OUT)
気の利いたポジショニングでピンチの芽を摘む。特に、エリア付近でのカットからカウンターにつなげた26分のプレーが印象的だった。
FW
9 シモビッチ 5
足もとの巧さは見せたが、ゴール前での迫力は明らかに物足りなかった。どちらかと言えば森重と丸山の両CBに抑え込まれた感が強い。
18 野田隆之介 5.5(72分OUT)
17分にDFの小川をかわして右足シュート。竹内の先制弾をお膳立てした。しかし足が止まった後半は思うように仕掛けられなかった。
交代出場
FW
22 小屋松知哉 5.5(72分IN)
さりげないパスカットが永井のゴールに結び付いた。仕掛けや崩しの局面に絡もうとする姿勢は感じられただけに今後に期待したい。
MF
10 小川佳純 -(77分IN)
持ち味のドリブルとパスワークをあまり発揮できず、中盤に落ち着きをもたらせられなかった。ベテランの意地を見せたかったが……。
FW
34 グスタボ -(90+1分IN)
後半のアディショナルタイムにヘディングシュートに行けるチャンスもフイに。出場時間が短く、今回は採点不能。
監督
小倉隆史 5
シモビッチを封じられた際の打開策が見当たらなかった印象。小倉監督曰く、「ボールマネジメントのところで上手くいかなかった」。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
※では、「2016シーズン J1&J2リーグ全40クラブの戦術ガイド」をお届けします。また齋藤学選手、シモビッチ選手、大黒将志選手、原口元気選手の独占インタビューも掲載。ボリューム満点の内容でお届けします。
FC東京 6.5
一時は2-2に追いつかれながらも、そこから突き離した底力は立派。城福監督の目指すアクションサッカーが垣間見せた一戦に。
名古屋 5.5
シモビッチのフィジカル、永井のスピードを活かした攻撃はまずまず効果的だった。オープンな展開になった後半は押し込まれた印象。
【J1 PHOTOハイライト】1stステージ・5節 FC東京 3-2 名古屋
【FC東京|採点・寸評】
GK
47 秋元陽太 6
17分の失点はノーチャンス。永井のゴールも防ぐのは厳しかった。抑えられるシュートは抑えたという意味で及第点の「6」とした。
2 徳永悠平 5.5
快足の永井を警戒してか、オーバーラップは多くなかった。2失点目はボールウォッチャーのような状態になり、全体的にいまひとつ。
3 森重真人 6.5(86分にレッドカードでOUT)
43分にPKで同点弾を叩き込み、終盤の81にはヘッドで決勝点とCBで2ゴールは見事。レッドカードのぶん、マイナス「0.5」にした。
5 丸山祐市 6
シモビッチへのパスを防いだ11分のヘディングでのクリアはファインプレー。身体を張ったディフェンスで逆転勝利に貢献した。
25 小川諒也 5.5
セットプレーで精度を欠き、17分には野田にいとも簡単にシュートを許す。CKから決勝弾をアシストしたが、慌てる場面が目立った。
MF
7 米本拓司 6
FC東京には頼もしい、名古屋には厄介な中盤のフィルターに。運動量豊富に最後までピッチを駆け回り、攻守両面でチームを支えた。
14 ハ・デソン 5.5(58分OUT)
優れた技術で的確に捌きつつ、33分には鋭いスルーパスでチャンスを演出。ただ、復帰初戦ということもあり後半はミスが目に付いた。
17 河野広貴 5.5(69分OUT)
東と何度か好連係を披露したが、前半のアディショナルタイムに安田と揉めたのは残念だ。小競り合いでのイエローカードは勿体ない。
44 阿部拓馬 6
輝き始めたのは、前半途中に左サイドからFWにポジションチェンジして以降。平山のゴールをお膳立てしたスルーパスが素晴らしかった。
FW
20 前田遼一 5.5
前半はヘディングシュート1本。後半に入ってもなかなか得点機に恵まれず、結局はノーゴールと肝心の攻撃面で結果を残せなかった。
38 東 慶悟 6
立ち上がりからゴールに向かう姿勢はビンビン感じられた。後半は惜しいシュートもあり、オフェンスを活性化させた点で効いていた。
交代出場
MF
37 橋本拳人 6.5(57分IN)
ハ・デソンに代わりボランチの一角を担い、機を見た攻撃で64分には思い切りの良いミドルを放った。守備も高いレベルでこなした。
FW
9 平山相太 7(69分IN)(89分OUT)
投入直後に阿部のスルーパスを受け、竹内、矢野と上手く距離を取りながら左足でフィニッシュ。同点弾の価値は計り知れないだろう。
MF
4 高橋秀人 (89分IN)
クローザーとして投入された。時間がかなり短く、可も不可もなし。力のある選手だけに、スタメン奪取に向けて奮闘してもらいたい。
監督
城福 浩 7
平山の投入が大当たり。左サイドであまり機能していなかった阿部を比較的早い段階でFWにした采配も、結果的に正解だった。
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
※では、「2016シーズン J1&J2リーグ全40クラブの戦術ガイド」をお届けします。また齋藤学選手、シモビッチ選手、大黒将志選手、原口元気選手の独占インタビューも掲載。ボリューム満点の内容でお届けします。
【名古屋|採点・寸評】
GK
1 楢粼正剛 5
9分に珍しいパスミス。他の局面でも4バックと息の合わないところがあり、不安を覗かせた。3失点は褒められないだろう。
DF
2 竹内 彬 4.5
17分に先制ゴールを決めるも、42分にはCKの場面で森重を倒してPKを献上。後半は平山、森重に決められた時のマークが甘かった。
5 大武 峻 6
オーマンに代わり先発出場。細かいミスがあったとはいえ大事故には至らず。身体を張ったディフェンスはむしろポジティブに映った。
19 矢野貴章 6
古林にダイレクトでつなげた28分のパスはまさにいぶし銀。フリーランでボールを呼び込む動きに加え、76分のアシストも良かった。
33 安田理大 5.5(90+1分OUT)
左サイドをアグレッシブに上下動。河野との小競り合いは余計も、“ボールに食らいつく執念”はピッチからしっかりと感じ取れた。
MF
6 古林将太 5.5
矢野との連係で右サイドから良い形になりそうなシーンも。運動量が落ちた後半は孤立気味になり、消えている時間帯も少なくなかった。
7 田口泰士 6
敵の守備網に亀裂を入れた17分のCKは評価に値。守備に課題が残る一方で、ハ・デソンを華麗に抜いた47分のフェイントは“教材”に。
11 永井謙佑 6.5
76分には、矢野の絶妙なクロスから文字どおり打点の高いヘッドで同点ゴールを突き刺す。その後の失点がなければ、MOM候補だった。
17 明神智和 6(77分OUT)
気の利いたポジショニングでピンチの芽を摘む。特に、エリア付近でのカットからカウンターにつなげた26分のプレーが印象的だった。
FW
9 シモビッチ 5
足もとの巧さは見せたが、ゴール前での迫力は明らかに物足りなかった。どちらかと言えば森重と丸山の両CBに抑え込まれた感が強い。
18 野田隆之介 5.5(72分OUT)
17分にDFの小川をかわして右足シュート。竹内の先制弾をお膳立てした。しかし足が止まった後半は思うように仕掛けられなかった。
交代出場
FW
22 小屋松知哉 5.5(72分IN)
さりげないパスカットが永井のゴールに結び付いた。仕掛けや崩しの局面に絡もうとする姿勢は感じられただけに今後に期待したい。
MF
10 小川佳純 -(77分IN)
持ち味のドリブルとパスワークをあまり発揮できず、中盤に落ち着きをもたらせられなかった。ベテランの意地を見せたかったが……。
FW
34 グスタボ -(90+1分IN)
後半のアディショナルタイムにヘディングシュートに行けるチャンスもフイに。出場時間が短く、今回は採点不能。
監督
小倉隆史 5
シモビッチを封じられた際の打開策が見当たらなかった印象。小倉監督曰く、「ボールマネジメントのところで上手くいかなかった」。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
※では、「2016シーズン J1&J2リーグ全40クラブの戦術ガイド」をお届けします。また齋藤学選手、シモビッチ選手、大黒将志選手、原口元気選手の独占インタビューも掲載。ボリューム満点の内容でお届けします。