「飼い犬がネグレクト状態のお隣。代わりに面倒みてるのに、感謝どころか...」(栃木県・30代女性)
育児放棄、すなわち「ネグレクト」という言葉も、だいぶ市民権を得てきた。この場合、「被害者」となるのは子どもたちだが、世の中にはペット相手にも、ネグレクトを行う飼い主がいるという。
栃木県のZさん(30代女性・自営業)のお隣が、それだ。エサすらろくに与えないというほとんど虐待に近い扱いに、ご近所さんたちは苦言を繰り返しているが......。
「もう飽きたから、捨てようかと思ってる」
お隣の奥さんの、ペットに対する常識のなさにもう辟易!しております......。
その夫婦は1年ほど前、空き地になっていたうちの隣に、新しく家を建てて引っ越してきました。年は40代くらい。旦那さんはともかく、奥さんはいつもバリバリのメイクで車を乗り回す、見た目も言動も派手派手な人です。地味なうちの住宅街では、「すごい人が越してきたね......」と入居当初から話題になってました。
画像はイメージです(JnLさん撮影、Flickrより)
夫婦には子どもはないのですが、1匹の中型犬を飼ってます。ところがこの犬が、見るからに痩せててどうも元気がないんです。それでもとりあえず、「かわいいワンちゃんですね」と声をかけたんですが、返ってきたのが信じられない言葉。
「ああ、それね。飽きちゃったから、もう捨てようかと思ってるんだけど。アハハ」
指導してもらったけど、強制力がないので...
私はじめちょうどそこにいたご近所さん、全員がドン引きですよ。さすがになんかの冗談だろ、と思ってたんですけど、見ていると本当にエサやってる様子がほとんどありません。たまにあげているのはほとんど、見るからに気の弱そうな旦那さんです。
旦那さんに聞くと、「もともと彼女がほしい、っていうから買ったんだけど、すぐに面倒見なくなっちゃったんです。僕もできるだけ世話するようにはしてるんですが、仕事の関係もあって家空けることも多いもので......」。
旦那さんは実際忙しい人のようで、丸一日顔を見ない日もざら。その間は、誰も犬にエサをあげる人がいません。
さすがにあんまりだ、という話になり、私たちご近所の犬好きが集まって、旦那さんの了解の元、交代でエサをあげるようになったんです。それと一緒に、役場などにも相談して、彼女に世話の仕方を改めるよう指導してもらおうとしたんですが、まったく効果がありません。
今度は猫まで飼いだした
また犬の方も、面倒を見るのは思った以上に大変。なにしろ、今までろくにしつけをされてこなかったんですから......。無駄吠えはする、しょっちゅう脱走して近所をうろつく(鎖の付け方もいいかげんなので、簡単に取れてしまう)、おまけに(エサすら与えないんだから当然といえば当然ですが)体を洗ってもらってもないので、ひどい臭い! エサをあげている私たちにも、なかなか懐いてくれません。要するに、人間不信なんですよ(最近は、ちょっとはマシになってきましたけどね)。
もちろん、奥さんにもたびたび「ちゃんと面倒見てあげてください!」と話しているのですが、馬の耳に念仏。
「いいじゃない、捨てないで飼ってあげてるだけでも! 世話が大変? あんたたちが好きでやってることでしょ?」
挙句の果て、最近ではこの奥さん、猫まで飼い始めました......。今のところは嬉々として面倒を見ていますが、そのうち犬のときと同じことになるのではないかと、みんな心配しています。
あなたの「ご近所トラブル」投稿、募集します
Jタウンネットでは、あなたや周囲の人が遭遇した「ご近所トラブル」体験談を募集しています。 寄稿フォームないしはメール(toko@j-town.net)で、具体的なエピソード、あなたの住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別、職業を明記してお送りください。秘密は厳守いたします。
(※なお本コラムでは、プライバシー配慮などのため、いただいた体験談の一部を改変している場合があります。あらかじめご了承ください)