元近鉄選手が明かす球団の裏側。オーナーは「優勝はしなくていいと」
フジテレビ「村上信五とスポーツの神様たち」(20日深夜放送分)では「おもしろ近鉄バファローズ伝説」と題し、2004年に消滅したプロ野球チーム・大阪近鉄バファローズの伝説を元所属選手である金村義明氏、佐野慈紀氏が語った。
球団55年の歴史でリーグ優勝4回を誇るも日本一になることはできなかった近鉄について、「優勝旅行が自腹だったからです」とその理由を語った金村氏は、「優勝旅行はハワイ。僕らの時は奥さんだけはタダ。子供は自腹。裏方さんは奥さんも自腹。だからスタッフが“行きたくない”と」などと優勝に対するモチベーションがなかったという。
また、耳を疑ったという金村氏は、当時のオーナーから「優勝はしなくていいと。優勝を争えるチームになれって。やっぱり給料上げなきゃいけない」と言われていたことを暴露。佐野氏も「ジャイアンツの野球教室のギャラと、近鉄の選手のギャラは30分の1」と切り出すと、「1回で30万くらい貰うのを1軍選手は断る。安いから2軍選手に行かせてくれって。近鉄は僕ら主力が行ったら“ありがとう”って言って封のあいた1万5千円を貰う」と金村氏に負けじと当時の裏側を明かした。
球団55年の歴史でリーグ優勝4回を誇るも日本一になることはできなかった近鉄について、「優勝旅行が自腹だったからです」とその理由を語った金村氏は、「優勝旅行はハワイ。僕らの時は奥さんだけはタダ。子供は自腹。裏方さんは奥さんも自腹。だからスタッフが“行きたくない”と」などと優勝に対するモチベーションがなかったという。