薬の管理が自分ででき、一包化の必要がない人は、病院で処方箋をもらったときにチェックし、「一包化」「分包」といった指示が書いてあった場合は、その場で医師に訂正してもらいましょう!
5.不要ならお薬手帳を断る
2014年4月以降、お薬手帳を希望しない場合は70円(3割負担で20円くらい)安くなるようになりました。「処方時にもらう薬の説明書を保管しているのでお薬手帳は必要ない」と考える人はお薬手帳を断ると約20円の節約になりますよ。

6.長期通院の人へ:通院回数を減らす
持病があって、長期で通院が必要な場合には、医療費がかかるだけでなく、「たびたび通院するのも大変」という人も多いでしょう。

とくに、症状が落ちついて、あとは薬を処方してもらうためだけに病院に通う、というケースは結構あるもの。そんな場合は、通院回数を減らしてもらいましょう。

2週間に1回通っている人なら4週間に1回に、1か月に1回通っている人なら2か月に1回にすれば、医療費と通院にかかる交通費がグッと安くなりますよ!

そもそも、度々病院に行かなくてはならなかった理由は、処方される薬によって「1回に最大14日分まで」「1回に最大30日分まで」と最大処方量が決まっていたからです。しかし、厚生労働省の指示で、多くの薬について原則上限がなくなりました。

このことで、かつて薬が1回に最大14日分までしか処方されなかったために、何となく2週間ごとに通院していた人も、今は病状に応じて1〜3か月に1回の通院でOKになるかもしれませんよ。まずは、医師に相談してみてくださいね!

­

<プロフィール>

おおいみほ

ファイナンシャルプランナー(AFP)/二級ファイナンシャル・プランニング技能士

銀行にて、預金商品やローン商品、クレジットカード商品のマネジメント業務を経て、現在はウェブサイトなどのマネー関連記事の執筆、個人投資家として活動中。

­

写真© cassis - Fotolia.com