最終日では強さを見せつけたイ・ボミ率いる韓国チーム!(撮影:ALBA)

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<THE QUEENS presented by KOWA 最終日◇6日◇三好カントリー倶楽部 西コース(6,500ヤード・パー72)>
 負けてなお強し。といった印象を強烈に植えつけた。女子4ツアー対抗戦「THE QUEENS presented by KOWA」(ザ・クイーンズ)は日本ツアーチームの優勝で幕を閉じたが、最終日に際立ったのが38ポイントを挙げて2位に入った韓国ツアーチームの底力だった。
女王イ・ボミの今季のプレーを写真館で振り返る!
 最終日を迎えた時点での日本とのポイント差は“8”。圧倒的日本有利の状況だったが、確かにシングルスでの逆転を予感させた。世界ランク7位のキム・セヨン、今季韓国賞金ランク6位のベ・ソンウが早々に勝ちを確定させると、大山志保がキム・ミンソンに敗戦。第2マッチに出たコ・ジンヨンも18番ホールのバーディで勝ち、チョン・インジ、イ・ボミと次々に3ポイントを積み重ねていく。
 最終組で出た日本のキャプテン上田桃子も韓国賞金ランク2位のパク・ソンヒョンに敗れるなど、この日の韓国チームは9マッチ中8勝を挙げて一気に24ポイントを加算。最終的にはダブルスでの貯金がいきた形となったが、唯一韓国チームに黒星をつけた渡邉彩香の活躍がなければ、日本チームはホームで大逆転を許していた。
 キャプテンのイ・ボミは最終日の巻き返しに満足しつつも「負けて悔しいです。勝つ勝つと言ってちょっと傲慢になっていたところもあったと思う」と反省。「日本チームみたいに強い気持ちで臨むことができなかった。結果として昨日までで8ポイント差になったのが大きかった」と戦いを振り返った。キャプテンとしても「リードをしっかりできなかったかな。もっと引っ張っていけたらよかったけど、今回は面識のあまりない選手もいたりして、チームワークを高めていけなかったのがリーダーとして残念」と振り返った。
 今季からは選出基準が韓国ツアーの賞金ランクとなったため、インビー・パーク、リュ・ソヨンといった世界トップランカーが不在。日本ツアーチームの勝利の喜びと共に、改めて韓国の層の厚さを印象付けられた3日間だった。
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