グリーズマン&カラスコ弾のアトレティコがソシエダ撃破で3試合ぶり白星《リーガエスパニョーラ》

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▽アトレティコ・マドリーは18日、リーガエスパニョーラ第8節でソシエダとのアウェイ戦に臨み、2-0で勝利した。

▽リーグ戦の最近2試合で1分け1敗と勝利がない5位のアトレティコが、16位に沈むソシエダの本拠地・アノエタに乗り込んだ。[4-4-2]の布陣を採用したシメオネ監督は、2トップにジャクソン・マルティネスとグリーズマンを指名し、中盤には右からコレア、ガビ、チアゴ、そして負傷明けのコケを配した。

▽アトレティコは、開始4分にフィリペ・ルイスのクロスからコケが際どいヘディングシュートを放つなど、良い試合の入りを見せる。すると、9分に均衡を破った。コケからパスを受けたグリーズマンが瞬発力を生かしてバイタルエリアを突破し、ボックス内に進入。元ソシエダのアタッカーは、GKルッリの動きをよく見てループシュートで古巣からゴールを奪った。

▽ハーフタイムにかけては、一進一退の攻防となる。フィリペ・ルイスとコケを擁する左サイドから攻めるアトレティコは、グリーズマンがうまくボールに絡みながら相手の隙をうかがう。しかし、右サイドのコレアやセンターフォワードのJ・マルティネスが良い形でボールに絡めず、チャンスをつくれない。

▽一方、ポゼッションで優位に立つソシエダは、セカンドストライカーのベラのスピードやカナレスのテクニックを生かそうとするが、アトレティコの堅守を崩すような攻撃を見せることができず、ビハインドのまま前半を終えた。

▽迎えた後半も、前半と同様の展開となる。シメオネ監督は63分、攻撃面で存在感を出せていないコレアに代えてカラスコを投入。さらに65分には、低調なプレーに終始していたJ・マルティネスを下げてトーレスを送り出し、攻撃の活性化を図る。

▽終盤にかけては、重心を下げたアトレティコをソシエダが押し込んでいく。しかし、ソシエダは、なかなかアトレティコの堅守を崩せない。80分にはベラが鋭いミドルシュートを飛ばすも、わずかに枠の右へ外れる。

▽終盤、ソシエダは主審に抗議したDFディエゴ・レジェスが89分に2枚目のイエローカードを受けて退場する。するとアトレティコはアディショナルタイム、トーレスの突破から最終ライン裏に抜け出したカラスコが冷静にGKを外して、ダメ押し弾を奪取する。

▽その後、途中出場のソシエダFWジョナタスが退場するなど計11枚のイエローカードが乱れ飛ぶことになった試合は、そのまま逃げ切ったアトレティコが3試合ぶりの白星を手にした。