13日、イランのアザディスタジアムで行われた国際親善試合において、日本代表はイラン代表と対戦し1-1のドローに。同点ゴールも運に恵まれる格好となった日本はアウェーながらも終始劣勢を強いられる戦いだった。

すると14日、日本テレビ「NEWS ZERO」では、サッカー解説者・北澤豪氏が同一戦を振り返り、「完成度が低い」などと辛辣な指摘をした上で「変えるなら今の時期」と訴えた。

「このままではW杯出場に向けてアジア突破も難しいんじゃないかっていう試合内容でした」と切り出した北澤氏は、その理由を「ハリルホジッチ監督の目指すサッカーが浸透していない」という。

また日本が目指す攻撃の形になる回数が少なかったという北澤氏は「イランのフィジカルや圧力によってミスも多かったですし自分達のプレーができなかった」と言いながらも「ハリルホジッチ監督が就任してから7ヶ月経つんですけど、あまり成長していない」とキッパリ。

「完成度が低いと思うので大きな変化を求めるなら今の時期」と提言すると「最終予選はイランのように強豪が出てくるのでチームを変えるにはリスクが高過ぎる。そういった意味では11月から始まるある程度勝ちが予想できる4試合のところで大きなチャレンジができる」と続けた。

具体的には「監督が選手を大胆に変えていく」とした北澤氏。「常連メンバーを外してでも次世代組を長い時間使って責任を持ってプレーさせるってことをしていかないと将来の可能性が出てこない」と言葉を続けた。