9日放送、日本テレビ「NEWS ZERO」では「トンガからの留学生マフィ 人生を変えた”出会い”」と題し、トンガ出身のラグビー日本代表・アマナキ・レレィ・マフィに行ったインタビューの模様を伝えた。

2010年に花園大学へ入学したマフィは、2014年にNTTコミュニケーションに入団。当時は無名の存在だったが、トップリーグ1年目のデビュー2戦目でパワフルな突破を見せると、これが視察に来ていたエディー・ジョーンズヘッドコーチの目に止まり、同年10月、日本代表に招集された。

だが、9ヶ月後にW杯を控えた昨年12月、マフィは試合で左股関節の脱臼骨折という全治1年の大怪我を負ってしまう。
「もうラグビーもやれないと思いましたね、最初の考えでは」。番組のカメラにこう語ったマフィだったが、失意の彼を見舞いに来たエディーは代表選手全員のサインと、胸に「vs南アフリカ9月19日」と大きく書かれた日本代表ユニフォームを手渡したという。

「(エディーから)南アフリカ戦の試合に絶対出るって言われて」と涙を浮かべて当時の様子を振り返ったマフィは、すぐさまリハビリを開始。全治1年と言われた怪我を克服し、W杯に間に合ったばかりか世紀の番狂わせと言われた南アフリカ戦では、途中出場から大逆点のトライを生むラストパスを放っている。

次戦のアメリカ代表戦に向け、意気込みを訊かれたマフィは「エディーは俺を信じている。まだ終わってないし、絶対ベスト8のために頑張ります」と力強く語った。