東芝、炊飯器「備長炭かまど本羽釜」に2.5合炊きモデル
東芝ホームテクノは9月3日、内釜に「備長炭かまど本羽釜」を使用したIHジャー炊飯器「RC-4ZWJ」と「RC-4ZPJ」を発表した。発売はRC-4ZWJが2016年1月上旬、RC-4ZPJが2015年11月中旬。価格はオープンで、推定市場価格はRC-4ZWJが85,000円前後、RC-4ZPJが65,000円前後だ(いずれも税別)。
RC-4ZWJとRC-4ZPJはいずれも、内釜に「備長炭かまど本羽釜」を採用した小容量タイプ。最大炊飯容量は0.45Lで、最大2.5合まで炊飯できる。備長炭かまど本羽釜は、発熱効率の高い鉄と、熱伝導性の高いアルミを一体成型し、高火力をすばやく釜内に伝えられるのが特徴。さらに、遠赤効果がある「備長炭入り遠赤外線コート」を内釜の外面と内枠リングに施している。
備長炭かまど本羽釜の形状は、従来の炊飯器の釜よりも背が高いのが特徴。水面より上部(羽から上)の空間「連続沸騰うまみ空間」を広くとることで、沸騰初期の加熱量をアップし、連続加熱や連続沸騰を実現した。連続沸騰の間にご飯のうまみ成分(おねば)で、米の一粒一粒を包み込む。おねばがご飯をコーティングすることで、バランスのとれたかたさと粘りで炊きあがり、ご飯の甘みは14年度機種「RC-6XH」と比較して約12%アップ。2.5合炊きと小容量タイプでありながら、消費電力1,000Wと大火力を採用している。
加熱前に米の芯まで十分吸水させる「かまど名人」コースには、「おすすめ」コースのほか、「しゃっきり」「もちもち」「やわらか」の4コースを用意。好みや米の銘柄に合わせて炊き分けられる。麦も白米も炊きムラなく炊飯できる「麦ご飯」コースを搭載。内釜には麦専用の水位線を設けている。さらに、RC-4ZPJのみ「雑穀米」コースも用意している。
RC-4ZWJは、静電タッチパネルを採用した全面フラットな「スマートタッチパネル」を採用しており、内釜の厚さは7mm、WAVE加工を9本施している。一方、RC-4ZPJはオレンジ液晶表示にボタン式の操作を採用。内釜の厚さは5mmで、6本のWAVE加工を施している。
両製品ともにサイズはW220×D289×H180mm。重量はRC-4ZWJが約3.9kg、RC-4ZPJが約3.8kg。カラーはRC-4ZWJがグランホワイト、RC-4ZPJがグランホワイトとグランブラウンの2色だ。
(倉本春)