全国求人情報協会がまとめた6月分の求人広告掲載件数等集計結果によると、求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比14.7%増となったことが分かった。

 求人メディア全体の広告掲載件数は前年同月比14.7%増の110万7734件で、63カ月連続の増加となった。前月比は15.6%増。

 メディア別に見ると、有料求人情報誌4万6843件(前年同月比3.4%減)、フリーペーパー39万7400件(同10.9%増)、折込求人紙8万2876件(同22.7%減)、求人サイト58万615件(同28.6%増)。

 有料求人情報誌は19カ月連続の減少。フリーペーパーが2カ月ぶりの増加に転じる一方、折込求人紙が2カ月ぶりの減少となった。求人サイトは引き続き大幅な増加が続いている。

 地域別に見ると、北海道・東北5万5294件(前年同月比7.8%増)、関東・甲信越18万8586件(同2.7%減)、中部・北陸7万2697件(同8.2%増)、近畿9万7802件(同1.8%増)、中国・四国3万8119件(同11.9%増)、九州・沖縄7万4632件(同4.2%増)で、関東・甲信越を除いて前年同月比プラスとなった。

 また、同協会が会員求人メディアの営業担当者や編集担当者128人から回答を得たウォッチャー調査(調査期間:6月25日〜7月9日)によると、6月時点の企業の求人意欲は、正社員、アルバイト・パート、派遣・業務請負のいずれも求人意欲が「高い」が「低い」を上回っている。

 求人意欲の先行き(3カ月後の求人意欲)を見ると、正社員、アルバイト・パートは6割以上、派遣・業務請負も6割近くの担当者が求人意欲が「高くなる」もしくは「やや高くなる」と回答しており、引き続き求人広告件数の高水準が続くことが予想される。

アルバイト時給が過去最高額、首都圏は2カ月連続で1000円超え
9割の経営者が景気拡大見通し、人手不足が継続
人事専門誌が評価する「人材コンサルティング会社」

日本人材ニュースHRN」は人材採用・人材育成の人事専門誌です。