体調不良の中2アンダーで回った石川(Photo by Sam Greenwood/Getty Images)※写真はバーバゾル選手権

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<RBCカナディアン・オープン 初日◇24日◇グレン・アビーGC(7,253ヤード・パー72)>
 カナダにあるグレン・アビーGCで開幕を迎えた、米国男子ツアー「RBCカナディアンオープン」。日本勢で唯一出場している石川遼は1イーグル・3バーディ・3ボギーの“70”で回り、2アンダーの53位タイで初日を終えた。
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 この日はOUTコースから出た石川は2番パー5でグリーン手前のバンカーから約12ヤードの3打目を直接放り込んでイーグルを先行。笑顔をのぞかせると続く3番もバーディとする好スタートを切った。しかし、そこからは停滞ムード。8番でボギーを叩くと、12番でもボギー。終盤は2つのバーディを奪って盛り返したものの、やや悔やまれる結果となった。
 6月中旬の「全米オープン」から数えて今大会が6連戦目。タフな石川も疲れはピークだった。前日のプロアマ戦は上半身に覚えた痛みにより欠場。「昨日に比べたら7割、8割は痛みとれてる。ただ、手首の腫れがひいてない。あとは肋骨のあたりの筋肉がちょっと硬くて日本の先生に相談した」。この日も万全とはいえない中でのティオフとなった。
 プレーは8番、17番と「柔らかくて地面がかたい。砂の量は少ないけど柔らかい、重い。ライが悪くなりやすい」と語るバンカーでスコアを落とす結果となったものの、大きな影響は感じさせなかった。「たくさん練習できる状態じゃないので多くを求めすぎず、自分のできる範囲ないでやっていきたい」と気持ちを一段セーブしてプレーできているのも、まずは安定したアンダーパーにつながった要因と言えそうだ。
 「明日まで休むことを優先していきたい。しっかりストレッチをして頭の中でボール打ってくしかない。一回も今週は回ってないですね。コースは2年前の記憶に頼っている」。シード確保へ向けて終盤戦の正念場。できる手を尽くしてまずは決勝ラウンドに進みたい。
【初日の順位】
1位:エミリアーノ・グリッロ(-8)
2位T:ボーン・テイラー(-7)
2位T:ブライアン・ハーマン(-7)
4位T:スティーブ・ウィートクロフト(-6)
4位T:タイワン・ヴァン・アスウェゲン(-6)
4位T:ライアン・ラファエルズ(-6)※アマ
4位T:エリック・コンプトン(-6)
17位T:ジェイソン・デイ(-4)他
53位T:石川遼(-2)他
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