「ピーッ!」、笛の音に反応してリニアL0系が走り出す!

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以前、コネタで「店内をプラレールが駆け巡るカフェ」を取材したことがあります。あそこ、スゴい店舗だった! 足を踏み入れると、「ガシャーッ」とプラレールの走行音が絶えず響き渡っているし、臨場感は満点!! もちろん子どもたちは大喜びで、プラレールの走りを凝視してました。

でももしかしたら、より上の臨場感、より上の運転士気分を、コレなら味わえるかもしれない。タカラトミーが4月23日より発売している『ふえではしるぞ!笛コン超電導リニアL0系レールセット』(税抜5,000円)の機能性は、完全に新境地です。

では皆さん、まずは「駅のホームで笛を吹く車掌さん」をイメージしてください。そして車掌さんと同じように、プラレールの前で笛を吹いてください。なんと、その音色で車両を操作することができるんです。止まった状態で「ピーッ!」と吹くと車両が走り出すし、「ピ―――――ッ!」と長く吹くと一定時間加速する。走行中に「ピッ!」と短く吹くと、ピタリと停車するし。これは、夢のようだな……。

「男の子の憧れである“車掌さん”になりきって遊べるプラレールを提供したいと、開発いたしました」(担当者)
とは言っても、その辺にある笛じゃダメ。付属の専用笛を鳴らすことで初めて特定の周波数が発信され、先頭車両に搭載されたマイクとICがその音色をキャッチします。なるほど、そういう仕組みなのか……。

驚愕の新機能ですが、これではまだ終わらない。他にもある。このプラレール、スマホで遠隔操作できるんです。
まず、専用アプリ「笛コン」(後日リリース予定)をダウンロードしてください。そのスマホを操作すれば「電車の警笛」や「ドアの開閉音」、車掌さんの「駆け込み乗車はおやめくださーい」や、車内アナウンス「次の停車駅は〜駅です」等の音声を流すことができます。これに加えて、アプリの録音機能も活用したい。「次は○○駅―」と自分の声で録音し、好きなタイミングで再生してみたりして。これって、運転士の役割そのものじゃないですか!

まだ、あります。アプリを落としたスマホを、今度は思いっきり振ってください。この動作で、「エネルギーゲージ」が溜まっていきます。さぁ、列車に近付きましょう。そして、アプリの「GO」ボタンをプッシュ! すると、溜めたエネルギー分の距離を列車が走ります。エネルギーゲージを溜めるほどに走行時間は長くなるし、スマホを振る速さによって列車の走行スピードも変わります。当然、速く振るほどに車両のスピードは上昇!

これ、是非とも速く振っていただきたいですね。何せ、今回のプラレールはL0系のリニアモデルですから。ご存知ですか? L0系は先月、有人走行の世界最高速度となる時速約603キロを記録したばかり!
「今回のプラレールは、記録更新のタイミングを狙って発売しました! ……と言いたいところですが、全くの偶然です(笑)。これからも、私たちの夢である『リニア』のニュースを楽しみにしています。もちろんプラレールはリニアモーターカーほどのスピードはでませんが(笑)」(担当者)

リニアのスピードは新時代に突入したし、プラレールの機能性も新時代に突入していました。
(寺西ジャジューカ)