レアル・マドリーの新監督に就任したファビオ・カペッロは、リーガ、チャンピオンズリーグと全ての大会で戦い抜くための理想のスタメンをすでに頭に描いている。カルデロン新会長が公約に挙げている選手、カカー(24=ACミラン)、セスク・ファブレガス(19=アーセナル)、アリエン・ロッベン(22=チェルシー)の他にも、カルチョスキャンダルでセリエCに降格する可能性のあるユベントス、そして他のクラブからも選手を引き抜こうと考えているようだ。

カペッロの理想のスタメンとは、GKにカシージャス、DFラインには右からシシーニョ、カンナバロ(ユベントス)、セルヒオ・ラモス、ザンブロッタ(ユベントス)、中盤にはセスク(アーセナル)、エメルソン(ユベントス)、右サイドにはベッカム、左サイドにはロッベン(チェルシー)、そしてトップにはロナウド、カカー(ACミラン)、と豪華な顔ぶれが揃った。

現R・マドリーのメンバーから選ばれているのは、カシージャス、シシーニョ、セルヒオ・ラモス、ベッカム、ロナウドと5選手でクラブの象徴的選手と言われるラウルの名は入っていない。とはいえ、「我々はラウルを復活させることができるし、私にとって大事な選手となるだろう」とカペッロは期待を寄せている。

現時点でR・マドリー加入が正式に決まった選手はこの中にはいないが、カペッロの望み通りになれば、ニューギャラクティコ(新銀河系)が誕生すると言って良いだろう。