【ファンキー通信】アキバで勃発! 仁義なきおでん戦争

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 秋葉原の名物「おでん缶」をご存知だろうか? 
 その名の通り缶の中におでんが入っており、もの珍しさからひそかに話題を呼んでいた。そのおでん缶、今ではテレビやネット上でも取り上げられることも多くなっているので、名前くらいは聞いたことがあるだろう。

 そもそも、話題の発端はチチブデンキという電気屋さん。店外に設置してある自動販売機の「あったか〜い」のコーナーに、おでん缶が登場したことから始まる。自動販売機でおでんという面白い組み合わせが話題を呼び、行列ができる日もあるんだとか。人気の牛すじ入りは、夕方には売り切れてしまうという。牛すじ入りのほかには、大根入り、つみれ入りのおでん缶があり全部で3種類。価格も200〜250円とお手ごろだ。おでん缶の老舗といったところであろうか。

 このチチブデンキの独壇場だったおでん缶市場。そこに秋葉原の有名電気店が、殴りこみをかけてきたのである。そして今、秋葉原ではアツイおでん缶商戦が繰り広げられているのだ。

 このおでん缶商戦にいち早く飛び込んできたのは、以前ファンキー通信でも紹介したあきばお〜2号店。シャア専用レジなどの斬新なサービスを打ち出している、言うなれば電機業界のライ○ドアと言ったところであろうか。「おっぱい電○に負けない!」といった明らかにチチブデンキを敵視したポップ広告で、「銚子風おでん」を昨年12月から売り始めた。値段は300円。銚子ならではのコクのある醤油とかつおダシで味付けがされており、銚子の家庭的な味を再現している。

 もうひとつはラオックス、「缶のおでん屋 おてんちゃん」というオリジナル商品で参入した。おてんちゃんという萌え系のキャラクターを用いておでん缶を販売。秋葉原=萌えという消費者の意識を汲み取った、おでん缶に付加価値をつけての販売戦略だ。こちらは250円で、アソビット シティにて販売されている。

 老舗のチチブか、風雲児のあきばお〜か、それとも萌えのラオックスか・・・まさに三つ巴のアキバおでん缶商戦。この戦いを制するのは果たしてどのおでん缶だろうか? 今度、秋葉原を訪れる際には、食べ比べをしてみるのもいいかもしれない。(加藤克和/verb)


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