(写真:EFE提供)
 チェルシーのFWディディエ・ドログバ(コートジボワール代表)が英国紙の取材に対し、ジョゼ・モウリーニョ監督の持つ「神秘的なパワー」を絶賛した。

「彼は物事を予言するんだ。彼が言ったことが数分後に実現した場面に何度も出くわしたよ。ほとんど神業だね」

 さらにドログバはモウリーニョを伝説のボクサーと比較し、スポーツ界の“生き神”となる存在だと語った。

「モウリーニョは勝つことしか考えていない。昨シーズン、彼はチェルシーが優勝すると宣言したけど、別に他のチームを挑発したわけじゃなく、本当にそう信じ込んでいたんだ。彼は遠慮せずに発言するから気分を害する人もいるだろうけど、それこそ偉大な人物の象徴じゃないか? モハメド・アリも同じ。それでアリは“生き神”になった。モウリーニョも5年か10年後には同じような存在になると思う」

 41歳でポルトをチャンピオンズ・リーグ王者に導き、チェルシー監督就任の初年度にリーグ優勝を成し遂げたモウリーニョ。伝説を生み出し続ける“生き神”の最大の強みは、ドログバのような“信者”の存在なのかもしれない。