【ファンキー通信】iPodを持って世直しの旅に出よう

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 ポケットに入るほどの大きさにもかかわらず、何百曲も搭載することができるiPod。このたび、株式会社ソリッドアライアンスから、iPodをより楽しく持ち歩くためのアイテムが登場しました。その名も「印籠」。iPod mini専用のケースです。

 「この紋所が目に入らぬか!」でおなじみの印籠に入れて、iPodを持ち運べるのです。見た目も渋いし、話しのネタとしてもぴったりですね。値段は9800円(税込み)とちょっと高めですが、本漆仕上げとなっているため使い込むほどに艶が出ます。その高級感は値段相応でしょう。ソリッドアライアンスのホームページから購入できます。

 でも、なんで印籠とiPodが結びついたのでしょう。開発の理由をソリッドアライアンスの方に聞いてみました。

 「日本の伝統文化である、印籠+漆工芸を現代のIT最先端商品であるiPodと組み合わせて、ミスマッチで革新的なイメージの製品を提案したかったからです。昔から印籠は薬など大切なものを入れる小物入れであったのですが、お気に入りの曲が入っているオーディオプレーヤーは現代の若者にとっての宝物であると思います」と、社長の河原さんは語ります。

 それぞれ思い入れのある曲が入ったiPodを、かつて貴重であった薬に例えるなんて素敵じゃないですか。確かにiPodを持っている若者にとっては、音楽は人生のサプリメント(薬)と言っても過言ではないかもしれませんね。

 「長さが調整できるストラップがついているので、たすきがけにしたり、腰からぶら下げたり、見せびらかして持ち歩いてください」とのこと、夏の浴衣に合わせれば、渋さも倍増するに違いない。

 では、画面の前で購入に迷っている人にメッセージをお願いします。

 「世の中に出ているiPod関連製品はiPodのデザインイメージを継承するものが多いですが、印籠ケースではあえてiPodとは異質な日本の伝統文化を取り入れました。ぜひ、ほかの人とは一味違うケースに、あなたのiPod miniを入れて、ファンキーでクールな音楽を楽しんでください!」

 最先端の音楽機器であるiPodを、伝統的な印籠に入れる。そんな「現代の粋」を演出する印籠ケースにiPod miniを入れて、水戸黄門のように世直しの旅に出てみない?(文/verb)

ソリッドアライアンス
http://sa-store.com/index.php