リサーチ会社のインテージ<4326>とヤフー<4689>は10日、共同で実施した「自然災害への意識と備えに関するアンケート調査」の結果を発表した。９割以上が地震に不安を感じており、関東と東海では「とても不安」が５割以上、非常持ち出し袋を用意しているのは２割台だった。

　地震に対して「とても不安」「やや不安」と回答した人は合わせて92.3％おり、台風など他の災害と比べて多かった。特に関東と東海地方では50％以上の人が「とても不安」と回答した。

　自然災害への備えでは「飲料水を用意している」が36.1％と最も多く、「非常持ち出し袋を用意している」と答えた人は23.9％。一方、「特に何もしていない」と答えた人は24.1％にのぼった。不安を感じているが何もしてない理由としては「何をすればいいのかわからない」（49.7％）、「いざとなったらなんとかなる」（34％）などがあった。　

　火災保険、地震保険への加入率については、一戸建ての持ち家と分譲マンションの居住者が高く、賃貸マンションでは低い傾向にあった。

　アンケート調査は５月27日から30日までの３日間、「Ｙａｈｏｏ！リサーチ」のモニターを対象にウェブ上で行われ、490人（男性252人、女性238人）から回答があった。【了】

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