好きなだけ食べていいよ
「生活習慣病を考える〜ウエスト85cmの医療〜」(BOOCS情報センター主催)と題した講演会が9日、東京都中央区の築地社会教育会館で開かれた。講師でBOOCSホリステッククリニック東京副院長の斉藤和之さんは、ダイエットで「好きなものを好きなだけ食べていい」と話し、参加者は熱心に耳を傾けた。
斉藤さんはまず、肥満には皮下脂肪が蓄積するタイプと内臓脂肪がたまるタイプがあるといい、内臓脂肪型の方が生活習慣病になりやすいと指摘。「ウエストが男性の場合は85センチ以上、女性は90センチ以上の場合、内臓脂肪が蓄積している」と語った。その上で、肥満はストレス過剰によって脳が疲労し、食などに関し異常な行動に走らせた結果だと解説した。
また、「脳を癒やすため、健康によくて、しかも自分がとても好きなことを一つでもよいから始めるとよい」などと話し、具体的には夕食で好きなものを満足するまで食べることを提案。これにより脳疲労が解消され、食事量も正常な範囲に減り、結果的にやせるのだという。「しかも驚いたことに、善玉コレストロールが増え、血圧なども正常になる」と話した。
講演の最後には参加者が「糖尿病だが、酒を飲んでもいいのか」と質問。これに斉藤さんは「どうぞ飲んでください。ただし、一つ条件があります。おいしいと思って飲めば、お酒は百薬の長です」と答えていた。【了】
斉藤さんはまず、肥満には皮下脂肪が蓄積するタイプと内臓脂肪がたまるタイプがあるといい、内臓脂肪型の方が生活習慣病になりやすいと指摘。「ウエストが男性の場合は85センチ以上、女性は90センチ以上の場合、内臓脂肪が蓄積している」と語った。その上で、肥満はストレス過剰によって脳が疲労し、食などに関し異常な行動に走らせた結果だと解説した。
講演の最後には参加者が「糖尿病だが、酒を飲んでもいいのか」と質問。これに斉藤さんは「どうぞ飲んでください。ただし、一つ条件があります。おいしいと思って飲めば、お酒は百薬の長です」と答えていた。【了】