「地ビールミュージアム」で行われた開栓式。中央はビール樽に注ぎ口を取り付ける日本地ビール協会の小田良司会長(撮影:佐谷恭)

写真拡大

国内100種類の地ビールを集めたフェア「地ビールミュージアム」が8日、神奈川県横浜市の横濱カレーミュージアムで始まった。オープンを記念して、ビールの産地として有名なドイツの儀式を模した「開栓式」も行われた。9月20日まで。

 ビール生産量の規制緩和で、地ビールが解禁され、95年に国内初の地ビール「エチゴビール」が発売されてから、今年で10年目を迎えたのを記念して開催。今年は英国風エールでモルトのうまみを際立たせた神奈川県の「サンクトガーレン・アンバーエール」など地ビール100種を販売するほか、館内随所に地ビールの歴史や特徴などを展示しており、地ビールについて学ぶこともできる。

 開栓式では、日本地ビール協会の小田良司会長が「カレーの辛味、スパイスはビールのうまみを引き出すので非常に相性がいい。たくさんの地ビールを用意したので、カレーの種類に合わせてビールを選んでほしい」とあいさつ。ビール樽にハンマーで注ぎ口を取り付け開栓し、来場者らと開けられたばかりのビールで乾杯した。同ミュージアムの井上岳久プロデューサーによると、カレーミュージアム内では地ビール数とほぼ同じ100種類のカレーが楽しめるという。【了】