北海道のある町で10年前、風車を作ることになった。その頃、「自然エネルギーは再生可能だ」という話がもてはやされ、テレビや新聞は「風車が良い、太陽光発電は無限だ」と言った。やがてその話は北海道の町にも届き、国から1億円、地元で1億円を出して風車を作った。2億円は簡単に言えば「国民の税金」である。そして毎年、およそ6000万円の経費がかかり、6000万円の収入があった。つまり、2億円を投資してまったく回収できずに、