ドラマ「若者たち2014」で大フィーチャーされたリサ・ローブ『ステイ』が話題だ。

8月20日に放送されたフジテレビ系ドラマ「若者たち2014」第6話。劇中で登場人物達が大きな影響を受けたアーティストとして、リサ・ローブが取り上げられた。特に彼女の代表曲『ステイ』が繰り返し登場し、登場人物による演奏も合わせて話題となっている。

ドラマのストーリー内でリサ・ローブの名前は印象的に登場する。

不倫関係にある佐藤ひかり(満島ひかり)と新庄正臣(吉岡秀隆)はリサ・ローブのライブに行く約束をしていた。しかしライブ当日、新庄の妻が突然東京に来たことで中止になる。二人の替りに、チケットを探していた佐藤暁(瑛太)と屋代多香子(長澤まさみ)がライブに行く事になった。佐藤は多香子の家でギターを発見。昔、多香子がミュージシャンを目指したきっかけはリサ・ローブの歌を聞いてギターを始めたからだった。

リサ・ローブが重要なアーティストとして物語は進む。その後、リサ・ローブの『ステイ』が新庄と妻の思い出の曲だと聞かされたひかりはショックを受ける。数日後、ギターを持った多香子と仕事終わりのひかりは土手で待ち合わせ、ひかりは『ステイ』を多香子にリクエストし、ひかりの為に『ステイ』を弾き語りした。

ドラマの放送中からTwitterなどで大反響が起きた。多香子(長澤まさみ)によるリサ・ローブ『ステイ』演奏シーンが「長澤まさみの歌とギターが上手すぎて鳥肌」「長澤まさみ本当にギターひいてるんだ!!かっこいい!!かっこいいしかわいいし、歌声かわいい!!!!」などの書き込みが続々と寄せられた。

リサ・ローブはアコースティック・シンガー・ソングライター。アメリカのダラス出身、学生時代からバンド活動を始めた。俳優のイーサン・ホークと友人だった縁で、彼の主演映画「リアリティ・バイツ」のサントラに自作の曲『ステイ』が収録された。このシングルは94年8月付けのビルボードで1位を記録し、レコード会社との契約のないアーティストとしてはビルボード史上初となった。その後ゲフィン・レコードと契約を交わし、1995年9月にデビュー・アルバム『テイルズ』をリリース。アルバムからは『ドゥ・ユー・スリープ?』、『タフィ』などのシングルが大ヒットし、アルバムは全米でゴールド・ディスクを記録した。

今回のドラマの放送後、ベスト・アルバム『ヴェリー・ベスト・オブ・リサ・ローブ』は圏外からiTunesアルバム総合チャート4位に急浮上した。リサ・ローブは今月末から来日公演も控えており、今後もますます注目を集めそうだ。