フェンスに直撃したボールを、ノールックの逆ハンドでキャッチし、そのままホームにレーザービーム! ワシントン・ナショナルズ、ケビン・フランドセンの神がかりとも言えるスーパープレーがネット上で注目を集めている。



4月29日のヒューストン・アストロズ戦、3回ランナー一塁の場面でジェイソン・カストロが放った打球は、レフトのフェンスに直撃。ボールを追っていたが、直接取れないと判断したフランドセンはくるっと反転、フェンスのバウンド位置を予想し、助走をつけながら逆ハンドでボールをキャッチして130メートル先へバックホームし、ホームインを阻止した。

地元のワシントンポスト紙は、「まるで1000回も練習したかのような見事なプレー!」と興奮気味に語り、チームメイトのアダム・ラロッカも「信じられない。何年も野球をしてるけどあんな非現実的な守備は初めて見たよ!」と驚きの様子。

当のフランドセンも「風が吹かなければブルペンの右側に落ちるだろうと予測した。目の前が壁だったのを確認して全力疾走したんだ」とプロセスを回想しつつも、「もし意図的にあのプレーが出来ていたなら凄いことだけど、本当にたまたま出来ただけなんだ」と語った。

本人も“偶然”と語るこの奇跡的な守備だが、ネット上では試合終了後1日経ってもTwitterなどで拡散中。「2014年のMLBを代表するファインプレー」として当分話題を集めそうだ。

【関連記事】
Kevin Frandsen, Denard Span make highlight-reel catches