ハゲの本塁打王、育毛剤CM出演で話題に/台湾プロ野球

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(台北 24日 中央社)台湾プロ野球、統一の張泰山選手(37)が育毛剤の新しいCMに出演し、ちょっとした話題になっている。

先住民・アミ族出身の張はルーキーイヤーの1996年、フサフサとした黒髪が自慢のイケメンだったが、今はツルツルの頭から「電火球」(電球)などと揶揄されることもある。

今回のCMの中で張は、髪の毛を増やそうとしても手遅れである反面教師としてスーツ姿で登場。真剣な表情で「もう時間を無駄にしないで」、「努力はまだ足りない」と力説し、薄毛予備軍の男性に育毛剤の使用を勧める。

このCMが今月中旬にテレビやインターネットで公開されると、「禿げても格好いい」、「ユーモアたっぷりだった」、「すごく面白かった(爆笑)」などのコメントが相次いだ。

本塁打王を3度、打点王を4度獲得した張は、輝かしい実績より人懐っこいキャラクターが人気だ。野球中継の名アナウンサー、徐展元さんには、「このボールは、張泰山の髪の毛のようにもう戻らない」という独特の決めゼリフがあるが、徐さんは相手のプライドを傷つけないよう名前の使用を打診したところ、張は「いいよ。トレードマークだから」とアッサリ同意したという。

(林宏翰/編集:羅友辰)