3月6日発売の『週刊文春』で清原和博(46)の“薬物疑惑”が報じられたとき、球界関係者の反応は驚きではなかった。「番長」の異変は、すでに知れ渡っていた話だった。

「すぐにキレる。ロッカールームでゴキブリを見つけ、スリッパで叩いて殺したまではよかったが、その後、死骸を何度も何度も叩きつづけ、周りはドン引きだった」(スポーツ関係者)
「話していても、ろれつが回らないことがしばしば。かと思うと、1週間ほど前に収録されたテレビのバラエティ特番では、ヤクザとの関係を平気で話し、差別用語を大声で口にして、スタッフは頭を抱えた」(テレビ局関係者)

球界には清原を慕っていた後輩たちがいたが、「最近は皆怖くて遠回しに断り、疎遠になった」(スポーツ紙デスク)。さらに『週刊文春』では亜希夫人(44)との不仲が報じられ、刃物を持って夫人を追い回したという証言が掲載されている。

イメージを大切にするテレビ界だけに、薬物疑惑は致命傷だ。清原は現在、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジ系)の“男気じゃんけん”には1本300万円、スポーツ番組『S☆1』(TBS系)には1本150万円ほどで出演。ほかに、スポーツ紙と年間約500万円で専属契約しているという。

「年収は約5千万円ほどだと思われる。だが、テレビ局は、高額ギャラの清原をリストラしたいと考えている。清原は現役時代と変わらない金遣いを続けており、今回の疑惑を理由に、露出が激減すれば破産の危機だ」(テレビ局関係者)

このピンチに清原は所属事務所を通じ「糖尿病と診断されました」とあわてて発表。『週刊文春』と徹底抗戦の構えを見せた。

「確かに彼がインスリンを打つ姿を目撃した関係者がおり、糖尿病を患っているのは事実」(前出のスポーツ紙記者)というが、「清原は3年ほど前にも大麻を使用しているという情報があり、組織犯罪対策5課が捜査に動いた」(警視庁関係者)過去がある。

「男気」を見せる場所は、クスリのほかにあるはずだ。

(週間『FLASH』3月25日号)