街を巡回しているパトカー。悪いことをしていないのに、なぜかドキドキしてしまうという人も多いときっと思います。日本のパトカーは、メーカーはコレと決まっていません。警察署などで観察すると分かりますが、「トヨタ」「日産」「ダイハツ」「スズキ」など、さまざまなメーカーのパトカーから成り立っています。車種ですが、個人的にはクラウンコンフォートをよく見かけるような気がします。パトカーについて調べてみると意外な事実が分かりました。なんと、高額パトカーが存在するのです。驚きのパトカー5台をピックアップしてみました。

ホンダNSX

日本屈指のスポーツカーNSX」。V型6気筒DOHCユニットをミッドマウント。市販価格は約1000万円。ホンダが1992年・1999年に栃木県警に寄贈したようです。残念なことに、初代NSXパトカーは取締中に事故を起こし、廃車になってしまったようです。残念ですね。

z●日産・フェアレディZ VersionNISMO

栃木県警高速隊に配備されたフェアレディZ VersionNISMOパトカー。このクルマは、V6エンジンの片バンク毎に独立したフルデュアル・エキゾーストシステムを採用。最高出力355PSを達成!走るために生まれた性能が満載されているクルマともいえます。訓練に訓練を積んだ警察のドライビングテクニックを要すれば、鬼に金棒ですね。

gto●三菱・GTO

画像は1994年度に配備された奈良県警の車両(出典:カーファンズ)。GTOのエンジンのベースはディアマンテと同じモノを使用し、GTO用にアレンジして搭載していたようです。三菱のスポーツカーの代名詞。30代以上の読者ならGTOという響きに憧れを持った人も多いのではないでしょうか(漫画の「GTO」とは一切関係ありません)。

musutangu●フォード・マスタング マッハ1

第3世代マスタング「マッハ1」。絶版車の香りが漂っていますね。このクルマが作られていた時はシボレー、カマロなどのメーカーが打倒マスタングを標榜していたので、マッハ1もかなりの力作となっています。画像は1973年、「JA共済連栃木」が栃木県警高速隊に寄贈し、1984年まで使用された車両。当時では珍しいAT車です。

saiSAI(覆面パトカー)

番外編ということであえてチョイス。日本には覆面パトカーという恐ろしいクルマが存在します。一見、普通車と見せかけておいて、実は「取り締まりカー」。個人的な感覚ですが、覆面パトカーで最近よく見かけるのがトヨタ「SAI」。一見、会社の役員などのミドルエイジが乗っていそうな車両なので、ドライバーはノーマークといった感じでしょうか。SAIを見かけたら、ちょっと疑ってみてください。

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(久保友宏)